操作性バツグンの「本格派」望遠ズーム——LUMIX「DMC-FZ30」という記事より。
FZ30のレンズは35〜420ミリ相当の光学式手ブレ補正搭載12倍ズームで、F値はF2.8〜3.7。テレ側が少しだけ暗くなった。でも実用面ではほとんど問題なく、それ以上にCCDが大きくなったメリットの方がでかい。
▼Panasonic DMC-FZ30-K LUMIX ブラック
「DMC-FZ30」のレポート記事です。これ、狙っている人多いのではないでしょうか? パッと見た目デジタル一眼レフカメラ風のデザインは非常にそそられます。
見落としていたのですが、
沈胴しない(つまり広角側も望遠側も長さが変わらない)レンズの胴にはズームリングが設けられており、リングの回転でズーミングを行う。
これはポイント高いです。以前はボタンでズーミングを行っていたのですが、やはりどうしても時間がかかりました。その辺、一眼レフデジカメにアドバンテージがあったのですが、同じになってしまいましたね。
ただし、重いです。
幅が約14センチ、高さは約8.5センチ。ちなみにキヤノンの「EOS Kiss Digital N」の幅は約12.7センチで高さが約9.4センチだから、小型一眼レフとさほど変わらない存在感なのだ。重さも撮影時で約740グラムと重量級である。
という感じです。なので、一眼レフの代替というよりは、一眼レフと同列に考えて、どちらが自分に合っているか、を基準に選択した方が良さそうです。レンズを交換するつもりはない、という人であれば、もちろん「DMC-FZ30」は非常に良い選択肢だと思います。
もう一点の特徴は液晶モニターがマルチアングル式になったことも大きいでしょう。また「ズームリングが420ミリの位置にあれば、ちゃんとテレ端で起動する」というのも良い改善点ですね。沈胴式ではこうはいきませんでしたから。
何しろキビキビ動くし、AFも高速だし、グリップはしっかりしてるし、構えたときの安定性やシャッターの感触もいいし、EVFも格段に見やすい。35〜420ミリだがワイコンやテレコンをダイレクトにつけられるのでさらに撮影範囲も広げられる。使っていて楽しい上に実用性が高いカメラなのだ。
ということで、ひっじょーに良い具合に仕上がっているデジカメのようです。コンパクトからハイエンドに移る際に、いきなり一眼レフはちょっと、という人にも良いでしょう。
正直、欲しいと思いました。5万円くらいのレンズを購入するんだったら、試しにこのデジカメが欲しいですね、ホントに。
▼Panasonic DMC-FZ30-S LUMIX チタンシルバー
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要するにホールディング感や操作性はレンズ交換式デジタル一眼レフに限りなく近く、広角側に弱いことを除けば、レンズ交換式デジタル一眼レフの対抗馬になれる実力を十分に備えている。