GMOとバリューコマース、新会社「GMOアフィリエイト」を設立という記事より。
GMOアフィリエイトは、バリューコマースのアフィリエイトシステムを用いて、個人へのアフィリエイトサービスの提供や法人へのシステムの提供を行なう新会社。GMOが運営するブログサービス「ヤプログ!」やティーカップ・コミュニケーションが運営する「AutoPage」、paperboy&co.が運営する「JUGEM」「ロリポブログ」やSNS「キヌガサ」など、GMOグループのサービス向けにバナー広告やリスティング広告、コンテンツマッチ広告を利用したアフィリエイトサービスの提供を行なうという。
GMO社長の熊谷氏は、アフィリエイト会社設立の経緯に関して、「元来GMOグループであることを強調しないサービス戦略を行なってきたが、ユーザー側ではGMOグループのサービスを利用している認識がない」「GMOグループの価値を向上する施策の一環としてアフィリエイトサービスを展開するための設立に至った」と説明しています。
元々は別々のサービスですから、後からGMOグループです、という意識付けをするのもなかなか難しいのかもしれませんね。ただ、それを改善していくためにアフィリエイトというのは、マッチしたサービスなんでしょうか。GMOサービスでアフィリエイトをやりたければ、GMOアフィリエイトに申し込む、という意識付けでしょうか。
逆に、GMOグループのサービスではGMOアフィリエイト意外は使用できない、という縛りも出てくるかもしれませんね。GMOグループとして囲い込むのであれば、当然のことだとは思いますが。既に各社のアフィリエイトを利用している人は、戦々恐々としているかも?
GMO + バリューコマースということで、気になるのはYahoo! との関係です。つい先日、バリューコマースはYahoo! のグループ企業になったばかりですからね。それに関しては、GMOとバリューコマース、アフィリエイト事業の新会社設立――ヤフーとの関係は?という記事によると、
「ヤフーとGMOでは、分野が違う。ヤフーはECサイトを運営するなど、自社で提供するサービスが多く、分野が広い。一方のGMOは、広告を掲載するためのサイトの数が多い。両社それぞれの強みがあるため、“黒子”としてできることをさまざまな方法で提供したい」
ということで、重なり合う部分は少なく、双方でメリットがある、との考えのようです。
Yahoo! は「アフィリエイトという事業の性格上、1社だけとのつきあいではビジネスが成り立たない。アフィリエイトマーケティングは広告事業として今後も拡大が見込まれる。バリューコマースも、今後GMOに限らずさまざまな企業と関係を持ち、事業を拡大するだろう」とコメント。