Mac OS X”Tiger”の目玉、Dashboard用のウィジェット開発コンテストという記事より。
Dashboard Widget Contestは、ADCのメンバーを対象に、Widget開発を促進するために設けられたコンテストで、昨年12月9日から今年の1月5日まで作品を受け付けていた。
Dashboardとは、
Mac OS X “Tiger”に追加される新機能で、ファンクションキーを押すだけで、JavaScriptで書かれたWidgetと呼ばれる単機能のアプリケーションを呼び出せる。
というもので、計算機、iTuensの再生コントロール、アドレスブックなど頻繁に利用するアプリケーションや、株価情報、天気予報、辞書のようなオンライン経由の情報にアクセスするアプリケーションなどを簡単に利用することができるようになります。簡単に呼び出せる小型・軽量・シンプルなアプリケーションといったところでしょうか。
入選作の1つは「Send SMS」。XMLHttpRequestを利用したSMS(Short Message Service)アプリケーションである。Mac OS Xに組み込まれたアドレスブックと連携しており、プルダウンメニューで携帯電話の番号を呼び出せるため、Widgetのみで素早くテキストメッセージを送信できる。
JavaScript + XMLHttpRequestということで、最近流行りの「Ajax」にも通じるところがありますね。ウェブブラウザ上ではなく、OS上で「Ajax」アプリケーションが動くといっても良いでしょうか。ということですよ、DashboardからGoogleやAmazonを活用するような面白いアプリケーションも登場する可能性がある訳ですね。ワクワク。
もう1つは「WikityWidget」という自動リンク機能を備えたノートパッド。ボタン一つで画面上に現れるWidgetはメモ書きに向いているが、WikityWidgetは強力な整理機能も備えている。たまったメモの中から、キーワードを使って必要な情報を探し出し、すぐにWidget上に呼び出せる。シンプルながら使い勝手の良さそうなアプリで、Wikiを巧みに利用している点も評価されている。
これは便利そうです。
Macにインストールする巨大なアプリケーションではなく、あくまでも小型軽量シンプルなDashboard Widget + ネットワーク(ストレージ)みたいなアプリケーションが数多く登場したら面白いかもしれません。Dashboardの可能性はかなり大きい気がします。