スペリオールで三田紀房氏の新連載「マネーの拳」が始まりました。
モーニングの「ドラゴン桜」で話題の三田紀房氏の新連載「マネーの拳」のテーマはずばり“経営”です。「ドラゴン桜」は勉強のできない高校生を東大受験に導く話で、経営にも通ずるものがあると話題になっています。勉強方法や心構えなど、もちろん教育指南書として読んでも面白いマンガです。その三田紀房氏が“経営”をテーマに執筆する訳ですから、間違いなく面白いはず。だし、役に立つはず。
ボクシングの元世界チャンピオン花岡拳が引退し、自分で事業を起こすところから物語は始まります。レストラン事業がうまくいかないところで出会うリッチマン塚原会長(恐らくモデルはフサイチシリーズの馬主)。どうすればここまで商売が成功するんですか? と問う花岡に対して、通信教育事業は儲かると塚原会長。
その理由を、
・設備投資があまりかからない
・売上が季節変動に左右されない
・商品のロスが少ない
と商売の三原則を満たしているからと説明します。逆に飲食業はそれに全てはてはまらない、と。そして商売を始める前に絶対失敗しない方法があるとし「それは商売しないこと」と花岡に語ります。100人いたら99人は失敗するのに、なぜ脱サラしたり転職して商売を始める人がいるのか? 「みんな自分はうまくいくと思っているからです」
「そう思い込んだ時点で客観性を失っている」
「自分を見失う、そこで勝負はついている。負けです」
ボクシングを例に分かりやすく説明します。トレーニングもしない男相手に、チャンピオンが負けるかと。
「プロ‥‥なめんじゃねえよ」
塚原会長は1億円を差し出し、
・いま経営している店を即刻閉め飲食業から撤退すること
を条件に、絶対儲ける商売をひとつ教えると迫ります。1億円もらい絶対儲かる事業を手にするのか、それとも初めて出した自分の店をとるのか。どうする花岡!?
という感じで、
・こまねずみ出世街道
・医龍
・あずみ
など、ますますスペリオールが楽しくなってきました。