IPテレビ電話研究会でインタビュー

先日、青山で受けたインタビューが「“ネットの達人”かく語りき」として、IPテレビ電話研究会にて公開されていました。

IPテレビ電話研究会

“ネットの達人”なんて言われると、ちょっと恥ずかしい。だって、ぼくの前に登場しているのが、山崎潤一郎氏、辰巳渚氏、橘川幸夫氏、田口元氏というそうそうたるメンバーなんですカラー! 思わず「いいんですか、ぼくが最後で」と往ってしまいましたよ。しかも早速、ネタフル読者からコメントを付けて頂いたようで、この場を借りて感謝です。ありがとうございます。

内容としては、IPテレビ電話を試し、それについて思ったことをコメントする、というものでした。IPテレビ電話なるものを試したのは初めてだったのですが、一言で言えば「恥ずかしい」でしたね。相手の顔が出ているのに加えて、自分の顔も画面上に出ているので、油断ならない感じです(笑)

インタビューでも話したのですが、広く一般に普及させることを考えるよりは、まず機能をシンプルにして、シニア層に広げていくのが良いのかな、と思いました。あれもできるこれもできる、は確かに便利なのですが、結局使う機能は2、3個だった、みたいな、大は小を兼ねるで考えてると損をする、みたいなことも実際にはあると思うんです。発想としては、ツーカーの液晶画面すらない、電話しかかけられない携帯電話のイメージですね。

単機能にし、それを磨く。極限まで磨く。そんな発想も大切じゃないかなぁ、なんて。唐揚げ定食を食べようと思ったときに、

・唐揚げ定食しか置いていない料理店
・とんかつ、カレーライス、ラーメンもある料理店

だったら、やはり唐揚げ定食専門店にそそられると思うんですね。お品書きをたくさん並べて「あんなこともできます、こんなこともできます」という戦略も確かにあると思うのですが、個人的には、たった一本しか刀はないけれど、毎日の修練を怠らない、武士みたいな戦略が好きです。これを頼むんだったらココみたいな、使う方の安心感も醸成されるのではないかと思っています。利用者もその方が分かりやすいですよね。

ふと思ったんですが、大は小を兼ねるって、なんとなく自分をごまかすときに言っている気がしますね(笑) これ買えばこんな機能もあるし、そうそうああいう場合にも便利だから、みたいな感じで。結局は機能がそぎ落とされたものの方が、シンプルで美しかったりするんだよなぁ。ということで、前に進むために捨てていく、というのも武士みたいで良いかな。あくまでもぼくの場合、ですが。

大きいことはできません。小さなことからコツコツと。