ニッカウヰスキーのモルトウイスキー「竹鶴」が、原酒不足で「17年」「21年」「25年」の3種類の熟成年数の入ったウイスキーを販売終了することを発表しています。
ニッカ、「竹鶴」3種類を終了へ 「17年」など原酒不足でという記事になっています。
ニッカウヰスキー(東京)が、主力のウイスキー「竹鶴」のうち、ラベルに熟成年数が入った高級な「17年」「21年」「25年」の3種類の販売を3月末で終了することが12日、分かった。
熟成年数の入らない「竹鶴 ピュアモルト」の販売は継続するとしていのす。
熟成に時間がかかるウイスキーだと、原酒が足りなくなると熟成年数を経たものは販売が難しくなるのですよね。
「竹鶴」の様々な年数の樽の原酒をブレンドしたものは「竹鶴 ピュアモルト」として熟成年数の入らない製品となります。
ハイボールブームがの始まりが2009年くらいだったとして、それからしばらくしてウイスキーの原酒不足が言われるようになりましたが、それでも10年くらいしか経過していないわけです。
しかも当時、今のようにビールの代わりにハイボールを呑むようになることを予測していればそれなりの量が仕込まれているはずですが、果たしてどのくらいの需要予測だったのか。
ニッカウヰスキーでは「余市」「宮城峡」は熟成年数の入ったウイスキーは2015年に終了していますし、サントリーでも「白州 12年」「響 17年」が休売しています。
ニッカウヰスキー 主力の「竹鶴」の一部 原酒不足で販売終了へという記事によれば、日本国内のハイボールブームや海外での人気上昇もあり、この10年で出荷量が2倍に増えているそうです。