バージニア工科大の「Big Mac」がさらに高速化

バージニア工科大の「Big Mac」スパコンがさらに高速にというニュースより。

バージニア工科大は米国時間26日に、System Xというこのシステムが1秒間に12.25テラフロップ(12兆2500億回)の計算処理速度で動くようになったことを発表する。1100台のPower Mac G5を使用していたオリジナルのシステムでは、計算処理速度は10.28テラフロップだった。この高速化の大きな理由は、Apple Computerが同大学に対して、カスタムメイドの2.3GHz Xserveを提供したことにある。

市販品に搭載されている2GHzのものよりも高速な2.3GHzチップを搭載し、さらに新たに50台のサーバ(もしくはノード)をシステムに追加することで実現したそうです。ちなみにこのチップを用いた高速バージョンは、市販される予定はないとのこと。

「新しいSystem Xでは、オリジナルのシステムよりも2テラプロップ近く性能が向上している。われわれはAppleの新しいマシンを使ってこの性能を実現できたことに極めて満足している」と、同大学機械工学部長のHassan Arefは声明のなかで述べている。

1テラフロップが1兆回ですカラー。

System Xが高速化したのは間違いないが、この新しいシステムが同ランキングで何位に入るかは明らかでない。これは来月開かれるスーパーコンピュータカンファレンスで同ランキングが公表されるまでに、多数の競合システムが新たに登場すると見られているためだ。

Appleではよく似たシステムをアメリカ陸軍にも納入したそうです。ということを考えると、「Big Mac」にカスタムメイドのチップを導入したとしても、もっともっと高速化して宣伝して欲しい、というところなんでしょうね。