日本IT企業が仏2部クラブ買収というニュースより。
関係者によると、モバイルコンテンツで事業展開する同社は、IT化の遅れている欧州への事業拡大をにらみ「会社の名前を広げるにはサッカー外交が1番早い」とクラブ買収を計画。
携帯電話事業を手がけるインデックスが、携帯電話ビジネスの欧州進出の足がかりとして、フランス2部リーグのクラブを買収したそうです。
アルプスのふもとにある同市は2014年の冬季五輪開催地に立候補する予定で、街全体のIT化を進めている最中。そのため欧州進出を目指す同社との思惑が一致し、提携を結ぶとともに、50・0003%(推定約2億円)の資本参加で市からクラブを買い取った。
なんと2億円。安い! サッカー好きにとっては、クラブチームの運営というのは見果てぬ夢かもしれませんね。
インデックスでもプレスリリースが出ていました。
▼インデックス、フランスグルノーブル市と提携
公共施設や市民が支持する市の文化事業に向けて総合的なIT化を推進
そこでインデックスはこれまで培ったサービスノウハウを結集し、グルノーブル市と協力して
モバイルも活用できる新しいIT化事業を推進していきます。さらにインデックスグループ全体を通した総合的な事業展開力により、市全体のIT化を総合的にプロデュースしていきます。
サッカーのクラブチームを買収したのは、フランスグルノーブル市をIT化していく事業の一環とのこと。フランスのとある街をIT化していくって凄い話です。
・2006年秋完成予定の新フットボールスタジアムIT化
・2014年冬季オリンピック立候補へ向けた各公共機関のIT化
・インデックスグループにてGRENOBLE FOOT 38の携帯公式サイト企画、運用
・フットボールチームのマーケティングサイト
このように、いろいろと事業が進められていくようです。もちろん日本人選手の獲得・育成もしていくそうなので、フランスリーグを足がかりに欧州リーグで活躍する日本人選手も増えるかもしれません。
同社は現地にスタッフを派遣し、新スタジアムやチケット販売などで最新技術を導入するだけでなく、来年からは本格補強に着手。日本人獲得も視野に入れながら「2年で1部リーグ昇格、5年後に1部優勝、10年後に欧州チャンピオンズリーグで優勝したい」(関係者)と大きな夢を抱いている。
小野伸二がそうでしたけど、いきなりトップリーグに挑戦するのではなく、オランダ、フランス等をステップにするのは良いことでしょうね。
ちなみにフットボールチーム関連の事業は、インデックスグループのデータスタジアムが運営するそうです。