2018年7月17日のGoogleロゴは「ジョルジュ・ルメートル」をモチーフにしたものとなっています。ジョルジュ・ルメートルは、ベルギー出身のカトリック司祭、宇宙物理学者、天文学者です。
ジョルジュ・ルメートルは1894年7月17日が誕生日なので、生誕124周年を記念したロゴとなっています。
ジョルジュ・ルメートル – Wikipediaによれば「宇宙創生の理論であるビッグバン理論の提唱者」とされる人物です。
宇宙情報センター / SPACE INFORMATION CENTER :アベ・ジョルジュ・ルメートルによると「神父であったために宇宙の始まり、創世に興味」を持ったということです。
宇宙の始まりについてのルメートルの理論は、彼が「原始の原子」を信じていたことに由来しており、この理論を最初に述べたのは1931年のことでした。ルメートルは、宇宙の始まりはただ1個の粒子の状態だった、とする宇宙モデルを構築したのです。
これが「ビッグバン」モデルへと繋がっていきます。
歴史に埋もれかけた、宇宙膨張の真の発見者によると「宇宙膨張」の理論はエドウィン・ハッブルの功績として知られていますが、実はそれよりも早くジョルジュ・ルメートルが発表していたのだそう。
しかしこれに先立つこと2年、ベルギーの司祭であり天文学者であったジョルジュ・ルメートルが、ハッブルと同じような結果を既に発表していた。スライファーが測定した赤方偏移(後退速度の指標となる)と、1926年にハッブルが発表した銀河までの距離とを組み合わせた成果である。
ジョルジュ・ルメートルに功名心はなく、自分の業績をことさら強調することもなかったということです。
もしかすると「ハッブル宇宙望遠鏡」ではなく「ルメートル宇宙望遠鏡」になっていた可能性があったのかもしれませんね。
ジョルジュ・ルメートルは1966年6月20日に71歳で亡くなりました。