63言語対応の翻訳デバイス「ポケトーク(POCKETALK)」SIM付きでクラウド翻訳可能

2017 10 26 1155

世界61カ国、63言語の翻訳に対応した翻訳デバイス「ポケトーク(POCKETALK)」が発表されました。「ソラコム」のグローバルSIMを採用することで世界各国でのローミングに対応しています。SIM付きモデルが29,800円、SIMなしモデルが24,800円です。ソースネクスト、通訳デバイス「POCKETALK」を12月14日発売という記事にもなっています。

POCKETALKは、タップして話しかけるだけで利用できる手のひらサイズの通訳デバイス。世界50言語以上に対応しており、長い文章も翻訳できる。翻訳機能はクラウド経由で最適な翻訳エンジンを用いる仕組みで、例えば、日英の場合はグーグル、日中の場合はバイドゥのエンジンが使用される。

ターゲットはもちろん海外に頻繁に行く機会のある人だと思いますが、東京オリンピックに向けて国内での需要も高まっていくかもしれませんね。例えば飲食店で、各国語に堪能な人を雇うというのは現実的ではないでしょう。そんな時に「ポケトーク(POCKETALK)」は現実的な選択肢となりうるはずです。

よほどの頻度で海外旅行をしないかぎりは2年間で29,800円は決して安くはないとは思うので、個人向けにはレンタル事業などが考えられますね。

なんといってもSIM付きモデルは海外ローミングできるというのは強いです。

通信にはソラコムのグローバルSIMが利用可能。同SIMを装着すれば、日本国内だけでなく、61の国と地域で利用できる。また、SIM同梱のパッケージに加え2年間利用できる単体のSIMカードが1万円で販売される。

同種のハードウェアとしては「ili(イリー)」がありますが、こちらは通信しないので旅行に特化しているという特徴があります。が、やはり語彙などで限界があることを考えると、クラウド翻訳できる「ポケトーク(POCKETALK)」はアドバンテージがあります。

SIMがなくともWiFiで通信ができますが、通信環境が整えられる人があればスマートフォンの翻訳アプリを使えば良い気がするので、モデルとしてはSIM付きモデルがポケトーク(POCKETALK)の最適解なのでしょう。

ポケトーク(POCKETALK)は2017年12月14日より発売開始です。

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スマートフォンでもアプリを使えば翻訳は可能だが、各国の通信手段を確保して、アプリをインストールして、利用時にはアプリを起動する……など、利用までのステップが多い。ポケトークは端末に話しかけるだけで翻訳してくれるので、ITやモバイルに疎い人でも使いやすい。