書籍を裁断し、スキャンする行為は「自炊」と呼ばれています。自分で裁断機とスキャナーを購入し「自炊」をしている人もいると思いますが、自炊したい本が大量にある場合は自炊代行業者が‥‥あるのですが、最高裁で自炊代行が著作権侵害にあたると判断されました。「自炊」代行は著作権侵害 最高裁で確定という記事になっていました。
書籍を裁断、スキャンして電子化する「自炊」について、代行業者が行う場合は著作権侵害に当たるかどうかが争われた訴訟で、最高裁はこのほど、業者側の上告を受理しないことを決めた。著作権侵害に当たると判断した知財高裁判決が確定した。
2011年に作家の浅田次郎さん、東野圭吾さん、林真理子さんら7人が代行業者を提訴したもので、個人の自炊は私的複製として認められるものの、業者の自炊代行は私的複製に当たらないと主張していました。
私的かどうかということを考えると、やはりビジネスになるとそれを超えてしまう、という判断になるということでしょうか。
「自炊代行」で検索すると当然、それをビジネスにしているサイトがでてきます。
▼snapbook | 本の電子化・書籍のpdf化は自炊代行法人スナップブック
今のところ判決に対する反応はウェブにはありませんが、今後はどうなるのでしょうか。
Amazon Kindleで購入できる書籍も増えていますが、もちろんKindle化されない書籍やコミックもありますから、そうしたものは自分でやるしかなくなる‥‥のでしょうね。