家族旅行で千葉県の東端・犬吠埼に行ってきました。灯台にのぼって、犬吠埼マリンパークでイルカショーを見て、そして帰り際に立ち寄ったのが、ぬれ煎餅の販売で有名になった「銚子電鉄」の犬吠駅です。正式名は銚子電気鉄道株式会社で、2006年に経営危機に陥り、ぬれ煎餅購入を呼びかけ危機を脱したことがネットでも話題になりました。そんな「銚子電鉄」の犬吠駅に貼られていた、貼り紙がこちらです。
銚子電鉄の動力は電気ではございません。あなた様の応援を動力に運行しております。これからも応援お願いいたします。
「たくさんの感謝を込めて」とも記されています。これは、ぬれ煎餅その他の購入により「銚子電鉄」は守られている、ということに感謝しているものなのでしょう。
当時、ネタフルでも次のような記事を書いていました。
今では比率は変わっているかもしれませんが、当時は「銚子鉄道の収益の2/3以上は、ぬれせんべいをはじめとする地元の名産品やグッズの売上」だったのですよね。しかも、自前のせんべい工場も持っています。
これが犬吠駅の外観です。
ローカル線の駅舎に似つかわしくないような洒落たつくりなのですが、銚子電気鉄道 – Wikipediaによると工務店が親会社になっていたことがあり、その時に駅舎の改修工事が行われていたようです。
駅の中はローカル線。懐かしい雰囲気の切符売り場です。土産物屋が併設されているのですが、もちろん、ぬれ煎餅その他も販売されていました。このあたりの観光地では、どこに行っても「銚子電鉄」のぬれ煎餅は販売されていたので、今でも重要な収入源なのでしょう。
時刻表です。本数は少ないのですが、たまたま訪れた時間に「銚子電鉄」を見ることができました!
プラットホームです。
単線。
「銚子電鉄」です。ヘッドマークにはミニカーショップのロゴが入っており、これもネーミングライツのように販売されている重要な収入源なのでしょう。
これを見たくて、銚子まで足を運ぶ人も多いのでしょう。
桃太郎電鉄的な石像もありました。貧乏神にイヌが乗った「貧乏がイヌ」像です。「しあわせ三像」の一つです。
たい焼きを販売している「銚子電鉄」では、恐らくこれも重要な収入源のはず!? 売店に設置された冷蔵庫の中で販売されていた「夏鯛スイーツ」です。皮はもっちり、ひんやり冷たい。
こしあん&ホイップクリームとカスタード&ホイップクリームの2種類です。カチコチに凍っているので、少しとかしてから食べると美味しいです。ぬれ煎餅も美味しいですが、夏場に「銚子電鉄」に乗車したら「夏鯛スイーツ」もオススメです!
ということで、ネットでも話題になった「銚子電鉄」をようやく見ることができました。話題になってから数えると、なんと9年越し! ファンにも愛され、東日本大震災も乗り越え、元気に「銚子電鉄」は走っていました。