優勝争いしているガンバ大阪が徳島ヴォルティスとドローだったので、先制したまま1-0で試合を終えれば優勝できた浦和レッズなのですが、ここ一番で勝負弱さを発揮してしまうのは、これまでと一緒でした。ほとんど優勝したも同然、多くの人が疑わなかった浦和レッズの優勝は、するりと逃げていきました。いや、逃がしてしまったというのが正解ですね。
試合後に色々と記事が出てきています。気になったものをまとめて紹介します。
▼「決して下を向くシーズンではなかった」ミシャ監督|URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
そういう部分で言えば、ヨーロッパなら3試合前に勝ち点5をリードしているチームであれば、もっとハードな戦いをするのではないかと思います。我々がこの3試合を振り返ってみれば、選手たちはもっと戦えたのかな、という風に思えなくもありません
ミシャ監督、敗戦の弁。であるならば、ガンバ大阪戦でケガしている興梠慎三を使ったり、最終節で不整脈を抱えている鈴木啓太を使うべきではなかったのでは。今シーズンから指揮をとっている訳ではないのだから、選手層の言い訳はして欲しくありません。
▼【J1:第34節 浦和 vs 名古屋】試合終了後の各選手コメント | J's GOALニュース | J's GOAL
Q:G大阪の試合経過は知っていた?
「1−1になった時に、僕は左サイドで監督の前でプレーしていたので、監督からG大阪と徳島の結果を知らされて全員に僕が伝えた。勝てばチャンスがあるというのをみんなに伝えたけど、そこから落ち着きをなくし、自分たちのミスで失点してしまった。
▼浦和 自滅で70分天下…指揮官が伝達、他会場情報が焦り呼んだ ― スポニチ Sponichi Annex サッカー
柏木も「情報が入って、それが焦る気持ちになった」と振り返る。攻守のバランスを崩す迷走の一手。
確か、ガンバ大阪の試合の途中経過は伝えない、ということになっていたはずだったと思うのですが‥‥完全にミシャ監督が舞い上がってしまったのでしょうね。浦和レッズの選手はメンタルが弱いのですから、こんなことを知ったら浮き足立つのは当然です。ガンバ大阪の結果に関わらず、勝つしかなかったんです。
▼Yahoo!ニュース – 浦和槙野「嫌われてもいい」改革訴える (日刊スポーツ)
「(終盤に失速というパターンを)2年続けた選手が、このチームに今後それを伝えていかないと。時には嫌われ者になってもいいと思う。ダメな時に何ができるか。仲良しクラブであってはならない。今は阿部(勇樹)さんが主将をしているけど、みんなが主将という自覚を持たないといけない」
もともと仲良しクラブではありましたし、個人的にも嫌われ役は必要だと思います。中堅からベテランへ。槙野智章がその役を買って出ることができるならば、ぜひお願いしたいです。
▼Yahoo!ニュース – 浦和OBの闘莉王、古巣の失速&V逸に「男がいない」 (デイリースポーツ)
ライバルから見て浦和に何が足りなかったと思いますか-。そう問われた闘莉王は「男がいないね」と表現した。
闘莉王に言われているのが残念ですが、まさにその通りだと思います。だからこそ、嫌われ役を買って出るという選手に期待したいと思います。
▼【J1:第34節 浦和 vs 名古屋】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント | J's GOALニュース | J's GOAL
私は決して広島から選手を取ったつもりはない、自分の子どもをこちらに連れてきた、それだけです。
この発言にはちょっと驚きました。
▼【J1コラム】終盤の失速はもはや風物詩? 崩れ去った浦和の9年連続のV逸 | サッカーダイジェストWeb
浦和の敗戦は、だいたい次のような要素で成り立っている。
先制しても追加点を奪いにいかない。
ボールを支配できないと浮き足立つ。
だれもリーダーシップを取らない。
終盤に(セットプレーから)失点する。
負けているのに後ろでつなぐ。
記者会見で監督が言い訳をする。
その通りです。
▼Yahoo!ニュース – 逆転優勝許した浦和に危機 あの人気チームの大一番で“空席”だった理由は… (産経新聞)
詰めかけた観衆は5万3091人。唯一のJ1優勝を決めた2006年最終節のG大阪戦には、6万2241人が駆けつけたのと比べるとさみしい。自力優勝の可能性が消えていた影響はあっただろう。
むしろ53,000人も入ったことに驚きましたが。
坪井慶介の退団セレモニー
試合終了後、坪井慶介の退団セレモニーも行われました。厳しい試合の後、坪井慶介は男泣きしながら浦和レッズへの思いを語りました。