世界で4番目に大きかった「アラル海」14年で縮小ほぼ消滅

2014 10 02 1546

世界で4番目の大きさで知られた「アラル海」が、過去14年で縮小を続け、ほぼ消滅してしまったとニュースになっています。CNN.co.jp : 世界で4番目に広かった湖「アラル海」、ほぼ消滅という記事です。

かつて世界で4番目に大きな湖だった「アラル海」が過去14年で縮小を続け、有害な砂をまき散らす広大な砂漠と化している。米航空宇宙局(NASA)はこのほど、湖の縮小規模を示す画像を公開した。

Googleマップで確認しても、確かに湖が小さくなってしまったのであろう痕跡が分かります。なぜ干上がってしまったのか、という理由ですが、旧ソ連が1960年代に農業用水を確保するために、流れ込んでいた2つの川の流れを変えてしまったのだそうです。結果「アラル海」は干上がることとなってしまいました。

日本は隣国とは陸続きでは接していないので、こういう事態には実感が涌かないところがありますが、確かに川上で水をせき止められてしまうと、こういう事態は起こり得る訳ですね。

水位の低下に伴いこの地域の気候も変化した。気温の変化を和らげてくれる水がなくなったため、冬は一層寒く、夏は一層暑くなったとNASAは解説している。

水が無くなってしまったおかげで、気候も、より厳しいものになっているそうです。

世界の湖沼面積のトップ5は次のようになっています。

1位 カスピ海
2位 スペリオル湖
3位 ビクトリア湖
4位 ヒューロン湖
5位 ミシガン湖