ScanSnapアンバサダーでもありまして、評価用にPFUの新製品「SnapLite」を送って頂きました。早速、自宅リビングに設置してみたので、その様子をレポートします。記者発表会での印象は、とにかくシンプルで簡単。これなら家族、主に妻も自発的に使うようになるのでは? という淡い期待を持っています。
記者発表会の様子は下記の記事でレポートしています。
▼「SnapLite」シンプルな操作でiPhoneを高性能スキャナにするかしこいデスクライト
そもそも「SnapLite」とは、上部にiPhoneを置くことで、デスクに置いた紙やモノ(立体でも良い!)を手軽にスキャンできるようにする、というガジェットです。
とにかくシンプルで簡単、リビングに置いても違和感のないデザインということで、部屋にモノが増えるのが苦手なタイプの人でも、これなら受け入れられるのでは、と思いました。
「SnapLite」開封の儀
2014年5月28日発売ということで、まだ手元にある人も多くないと思いますので、パッケージから開封の儀をしたいと思います。
シンプル、シンプルってしつこいかもしれませんが、パッケージもシンプルです。手触りのいい箱です。Apple製品に通じるところがあります。
赤と白の2色です。どこか、女性を意識したカラーリングになっているのでしょうか。それとも浦和レッズサポーターを意識しているのでしょうか(冗談です)。
パカリ。
蓋を開けると、改めて中もシンプルです。本体と箱が一つだけ。マニュアルのようなものは見当たりません。
と思ったら、箱の周囲にあるのが、マニュアルでした。
箱を取り出そうとしたら、周りは1枚の紙でした。「まいにちを 集めよう まいにちを シェアしよう」という「SnapLite」のキャッチコピーが書かれています。
裏をめくると、ようやくマニュアルです。スタートガイドとなっています。とはいっても、アプリをインストールしよう、iPhoneのBluetoothをオンにしよう、電源をオンにしよう、アプリを起動しよう、くらいのことしか書いてありません。「これで本当に使えるのか!?」と心配したのですが、大丈夫でした。「SnapLite」偉い。
箱の中にはACアダプタとステッカーが入っていました。これから愛着のわく製品になるでしょうから、ステッカーが入っているのは嬉しい気遣いです。iPhoneに貼ったりするといいですよね。
ACアダプタに関しては、ややサイズはあるものの、本体のデザイン製を損なわないようなものになっていると感じました。ACアダプタが残念な製品てあるじゃないですか。「SnapLite」は白で統一されています。
「SnapLite」を眺めてみる
本体を取り出したところです。スクッと立ちます(当たり前か)。
ヘッドの部分。iPhoneはココに置きます。
電源とスキャンを実行するための、リス印のボタンです。
ヘッドの部分にも、リスのロゴが施されています。いいこだわりです。
「SnapLite」を後ろから見たところ。
「SnapLite」を斜め上から見たところ。
多分、ここに置いて使われるであろうという、PCデスクに置いてみました(後ろは子供の描いた作品)。
さすが、リビングに置かれることを想定しているガジェットだけあって、ちょっとした家具製品のような雰囲気を持っています。もちろん、やや高さはあるのですが、そこはデスクライトですから、問題ありません。
ああ、デスクライトというコンセプトいいな、と改めて感じましたし、普通にデスクライトとして使っても、かなりオシャレだと思います。
「SnapLite」にiPhoneを置いてみる
「SnapLite」を最も使うであろう(使ってみて欲しい)妻のiPhoneを置いてみました。
妻のiPhoneは薄めのハードケースに入っていますが、とりあえず問題はありませんでした。バッテリケースのように、上下サイズが変わるようなものだと、どのような影響があるでしょうね?
デスクライトが、スキャナに早変わりです。
ちなみに、デスクライトとして使う場合の調光は、iPhoneアプリから行うようになっています。
「SnapLite」を使ってみる!
それでは、実際に「SnapLite」を使ってスキャンしてみます!
SnapLite
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料
まずはインストールガイドにあったように、iPhoneにアプリをインストールします。インストールが完了したら、Bluetoothをオンにして、アプリを起動します。「SnapLite」の電源もオンにしておきます。
しばし待つと‥‥ああ、繋がっちゃった!
Bluetoothって、こんなに簡単でしたっけ? ですよね、こんなに簡単でしたよね。特に設定することなく「SnapLite」の電源を入れ、iPhoneでアプリを起動するだけで、繋がりました!
これはシンプルかつ手軽すぎる!
「SnapLite」の電源を入れ、アプリを起動したiPhoneを置き、Bluetoothで繋がると、下に赤いラインが現れます。
A4サイズで、この中に原稿をセットします。
ちなみに、ライト部分はこんな風になっています。あくまでもiPhoneを置いているだけ、なのですが、きちんとスキャナとして機能するあたり、素晴らしいです。
原稿用紙をセットします。
「SnapLite」のリスアイコンをタップすると、iPhoneのシャッターが切れます。これでスキャン!
言うなれば、ナイスな台を用意し、iPhoneで書類をキレイに撮影し、ソフトウェアで上手に加工している、というのが「SnapLite」ということになります。なんだ「台を自作すればいいんじゃん」と思った方はいるでしょうか? 残念ながら、アプリからはシャッターを切ることができません。
その時、妻の反応は?
「できるポケット Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド」のコラムでも書いたのですが、妻はあまり最先端が好きではありません。デジタルも使いますが、アナログなノートなどに信用を置いているでしょう。そこを無理にデジタル化しようとは思っていないのですが、Evernoteを使ったり、ScanSnapを使ったり、ほんのちょっとの工夫で家庭内が便利になることがあるので、そこは両方のアンバサダーとしても上手くやりたいな、と思っている訳です。
そんな妻ですが、Evernoteに関しては、MacだけでなくiPhoneでも同期してメモが見られるようになったということで、徐々にですが、使うようになってきました。特に、サッカー少年団の連絡などを保存しているようです。
続いてScanSnapを、と思ったのですが、どうしてもサイズが大きいので、リビングに置くことは許可が下りません。色々な小学校関係の紙類を取り込んで、Evernoteで共有してくれると便利なんだけどなー、と思っていたのですが、なかなかのハードルでした。
それが!
「SnapLite」で変わろうとしている!
我が家にとっては歴史の転換点かもしれない!!
「SnapLite」をリビングに置き、実際に学校の運動会の書類をスキャンして見せたところ「へぇ、ふーん」という反応だったのです。興味のないものに関しては「必要ない」ということで片付け指令が出るのですが、なんと「SnapLite」に関しては否定的見解は出なかったのです!
いやー、あるね。これは、あるよ。
ScanSnapでガンガンとスキャンするのは便利だから、というのは、妻には通じないですよね、よくよく考えると。そんなにスキャンするものはないですから。そうでなくて、ちょっとかわいらしい感じで部屋の雰囲気を邪魔しないものが、パチリパチリとiPhoneでキレイに写真を撮ってくれるならば、これは問題ない訳ですよ。ウェルカムとまではいかないまでも、ゴーアウェイではない訳ですよ。
リビングの片隅に居場所を見つけたリスが今後、どんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。
「SnapLite」の今後
「SnapLite」開発チームの女性陣は、コミュニティを育てていきたい旨の発言をされておりました。これには多いに期待したいところです。何をスキャンするか、どんな風にスキャンするか、恐らく一般人は、自分で使い方を創意工夫しまくるというのは難しいと思うのです。「あ、そんな使い方ができるのね。へー。やってみよう」というのが普通だと思うので、ぜひ「SnapLite」の便利な使い方を発信していって欲しいと願っています!
SnapLite PD-SL01 | ||||
|
cheero CLIP(万能クリップ) CHE-306 | ||||
|
「SnapLite」の12,800円という価格ですが、実物を見て、触って、使ってみた感じと、今後のコミュニティでの情報発信・共有への期待値から、むしろ安く感じました。