720億円かけて建造された大型空母「サラトガ」が、わずか1円で売却されたというニュースがありました。「サラトガ」は1956〜1994年に現役だった空母です。720億円米空母 処分困り1円で売却という記事になっていました。
米海軍は11日までに、1956~94年に現役だった空母サラトガ(5万6000トン)をテキサス州の解体業者に1セント(約1円)で売却すると発表した。
720億円かけて建造された空母も、引退したら係留して維持費がかかるだけの存在になってしまうということで、解体業者にタダ同然で引き取られることになったそうです。係留しているだけでも年間1,000万円程度がかかるのだとか。
ちなみに、1セントで空母が売却されるのは2度目だそうで、空母「フォレスタル」が2013年に解体業者に譲られているそうです。さらに2003年に退役した「コンステレーション」も1セントで売られる予定だそうです。
再利用したり売却は難しく、解体するしかない、ということなのですね。解体作業には1年半を要し、スクラップにして再販売されるそうです。
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同空母は56年に就役。ベトナム戦争中の72、73両年にはベトナム北部沖に出動し、作戦に参加した。85年には地中海で発生した客船乗っ取り事件の犯人グループを逮捕する作戦にも加わった。