天ぷらが好きです。ホルモンが好きです。広島で天ぷらとホルモンが合体してました。その名も「ホルモン天ぷら」。「たかま」のホルモン天ぷらは、サクサククニクニまいうーです!
※2019年11月で閉店したそうです。
広島駅から路面電車で20分くらい。観音町にホルモン天ぷらの店「たかま」はあります。
入口を入ると、お昼時は過ぎているも数組の先客が。地元感たっぷりです。
全く待ってビールを飲むつもりではなかったのですが‥‥
ビール?お酒?それともお水?
ビ、ビールをお願いします。
アサヒ?キリン?
キ、キリンをお願いします。
というようなやり取りがありまして、なんとなくここはビールが良いだろうと判断し一本だけ頼みました。
結論から言いますと、後からきたお客さんはみな水やお茶でしたので、ビールでなくても大丈夫です。
大きなリュックを背負っていたので、すぐに旅客と分かったのか、天ぷらをお任せにして下さいました。よく分からなかったので助かりました。
さて、ビールと共に出てきたのが、ホルモンの煮込みです。いわゆるモツ煮ですね。内蔵類の他、腹皮というお腹の皮も入っていました。
ちなみに「たかま」の肉やホルモンは全て牛だそうです。
少しすると、お任せのホルモン天ぷらが出てきました。
ホルモンだけでなく、レンコンやゴボウなどの野菜類も入っています。ホルモンはレバー、ミノ、せんまい、ハチノスなど。
天ぷらは衣が薄くてサクサクです。これをポン酢につけて頂きます。ポン酢だとホルモンもさっぱり頂けます!
ポン酢には好みで唐辛子を入れます。タップリと! 写真では天ぷらにかけてしまってますが、正しくはポン酢にたっぷりと、です。
これで、天ぷらをさっぱりとピリ辛で食べられて美味しいの!!
ホルモンといえば、焼く、煮る、が定番です。そんな中、ホルモンを天ぷらにする発想、ナイスです! 本当に、揚げたてはふわっとしてて超旨味です。
昔はまな板を出して、お客さんに自分で切ってもらっていたのだそうです。これはこれで面白いと思いましたが、お客さんも変わったのでしょうね。
これがメニューの一部です。近所の人がひっきりなしにやってきていたのですが、安くて美味い、からなのでしょうね。
そしてホルモン天ぷらは100円! 安い! そりゃあ通っちゃいますよね。
ちなみに、白肉というのはミノのことだそうてす。でんがくにゅうめんというメニューを頼んでいる若者がいたのですが、でんがくはホルモンのスープのことだそう。
白肉もでんがくも、知らないと頼めないメニューです。でんがくって、味噌味の何かかと思いましたし。
見えないところに焼物のメニューもあったのですが、じっくり来る機会があれば、タンとか食べてみたいですねぇ。
最後にサービスで出して下さったのが、あんこもちの天ぷら。衣がカリッとサクサク、その塩気とあんこの甘さが絶妙で、これまた美味しいデザートでした。揚げたては神!
ちなみにホルモン天ぷらの店は、近所に四軒くらいあるそうです。広島の、隠れたグルメという感じなのでしょうかね。
近所のおじさんぽい人が一人で一杯やってたり、地元の若者たちがふらりとやってきてホルモン天ぷらにうどん、ライスを食べていたり、いわゆる地元で日常的に食べられている常食、ソウルフードの一つです、きっと。
知らなかった広島を発見できました。これも旅の醍醐味ですね。ごちそうさま!!!!
#「広島県ディスティネーションキャンペーン」のブログレポーターとして取材しました。