台風を思わせる雨と風の中で行なわれた、ホーム埼玉スタジアムでの川崎フロンターレ戦は1-1でのドローとなりました。
ホームに加えて最近の好調ぶりからすると勝点3が欲しいところでしたが、退場者が2人も出てしまっては守るしかありません。
前半は浦和レッズもテンポがよく、見ていても面白い試合内容でした。
そんな中、先制点は、梅崎からのクロスをポポがヘディングで決めましたが、目の覚めるようなシーンでした。レーザービームのようなクロスを鏡で反射させた‥‥ような弾道のシュートでしたね。
後半は一転して防戦になってしまい、そんな折に、阿部勇樹、槙野と立て続けに退場者が出てしまいました。
10-11人であれば追加点を狙ったところでしょうか、9-11人となれば、完全に勝点1の死守が命題となります。
スタンドからは「We are REDS.」コールや「PRIDE OF URAWA」が歌われ、選手・サポーターが一体となって川崎フロンターレの猛攻を凌ぎ切りました。
浦和レッズからしてみれば、勝点3に等しいドローになったのではないでしょうか。逆に、川崎フロンターレにしてみれば9人となったチームを攻め切れなかった訳です。
後半は川崎フロンターレの時間帯が続いていたので、もし阿部が退場したままの10人だったら、浦和レッズが凌ぎ切れたかどうか分かりません。結果論ですが、9人になってしまったからこそ、死守できた勝点1だったのかもしれません。
浦和レッズとしては、前半の攻めている時間帯で、追加点が欲しかったですね。
とはいえ、ドローでしたが、前を向いた状態でアウェイの鹿島アントラーズ戦に迎えるのは悪くないと思います。
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試合結果
浦和レッズ1-1(前半1-0)川崎フロンターレ
得点者:10分 ポポ・59分 矢島卓郎(川崎)
入場者数:25,743人
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2人少なくなったチームは両ワイドが下がる5バックの状態で防戦一方となるが、DF陣が体を投げ出してシュートブロック。ブロックしきれない場面では、加藤が濡れたピッチにもかかわらずしっかりとボールをキャッチして、ゴールを割らせない。89分には自陣右からのCKを与えてしまうが、サポーターが「We are REDS!」のコールで後押しし、難しいバウンドとなったボレーシュートを加藤がしっかりと胸に抱え込んだ。