所有ブランドからの消費者理解 -MacBook AirユーザーとLet’s noteユーザーはどう違う①-という、面白い分析をしている記事がありました。例えば、どちらのユーザも「新しく出た商品は実際に買って、いろいろ試して見る方だ」といったことが分かります。
「ブランド」の語源は「焼き印を押すこと」であることは、広く知られています。焼き印はその牛が誰のものかを区別するために、使われていました。マーケティングで言うブランドとは、自社の商品やサービスが、他社の商品やサービスと区別するためのあらゆる概念をさしています。ちなみに、ここで言うブランドは「ブランド品」という意味ではありません。
記事自体は「ブランド」に関するもので、その中で「ぺるそね」という消費者分析ツールを用いて「MacBook Air」ユーザと「Let’s note」ユーザの違いを分析しています。
「ぺるそね」データベースの中にMacBook Airユーザーは300人、Let’s noteユーザーは1,014人存在しています。男女比はどちらも7:3で男性が多く、平均年齢は41.7歳(MacBook Air)と44.3歳(Let’ note)で、その違いは2.6歳。
この「ぺるそね」を用いると、次のようなことが分かるそうです。「新商品の情報はまめにチェックしている」人が多いといった共通点もあるものの、相違点がなかなか面白いです。
・MacBook Airユーザーの方が平均世帯年収が高く、子供のいる人が少ない
・Let’s noteユーザーは「合理的」と思われたいのに対し、MacBook Airユーザーは「刺激的」と思われたい
・興味の対象はLet’s noteユーザーが「ビジネス」、MacBook Airユーザーが「デザイン」
・よく行く流通業態はLet’s noteユーザーが「家電量販店」、MacBook Airユーザーが「雑貨・インテリアショップ」
ああ、なんだか分かる気がしますね。どちらのユーザ層もデジタルガジェット好きなギークだけれども、ちょっとタイプが違うようだ、と。
そして第2回として、MacBook AirとLet’s noteユーザーはどう違う?② -データから消費者を理解する-という記事も書かれています。
Let’s noteユーザーとMacBook Airユーザーを比べてみると、MacBook Airユーザーの方が「ブランド」を重視する人が1.5倍、「価格」を重視する人が1.9倍多いことがわかりました。今までのイメージでは、アップルの「ブランド」を重視する人が多いのは想像がつきますが、「価格」を重視する人がこれほど多いのは意外ですね。
ほほう、そうなんだ。確かに「MacBook Air」も安くなりましたからねぇ。
さらに、SNSの利用率にも違いが出てきています。
使われているSNSは、全体では「mixi」が最も多いのですが、MacBook Airユーザーでは「Twitter」が最も多くなっています。最も特徴的なのは「facebook」が全体の3.5倍の使用率です。
これには理由があり「MacBook Air」ユーザは「iPhone」所有率が高く、それがSNS利用率の差になっているのでは、と。なるほどですねぇ。
同じように所有しているクルマを見ると、MacBook Airユーザーは「ホンダ」が多く、Let’s noteユーザーは「トヨタ」が多いのが特徴です。MacBook Airユーザーは同じ国産車でも、他とちょっと違うと言う選択をしているのがわかります。
確かにぼくもホンダ車に乗ってますね‥‥。
最後に好みのファッションブランドを元に、それぞれのイラストが作成されています。
確かにニューバランスを履いてますなぁ‥‥。
MacかWinか、ではなく「MacBook Air」か「Let’s note」かという比較が面白いですね。
興味を持った方はぜひ記事で詳細をご確認ください!