「モバゲー」で知られる「DeNA」の南場智子社長が、2011年6月末の任期満了で代表取締役を退任することが明らかになりました。
ディー・エヌ・エー、創業者の南場智子CEOが6月末で退任・・・Mobageで1000億円企業にという記事になっています。
ディー・エヌ・エーは、6月25日開催予定の株主総会での決議をもって、創業者で代表取締役社長兼CEOの南場智子氏が退任する取締役人事を発表しました。
記事によると「病気療養中の家族の看病を優先するため」ということです。
ディー・エヌ・エーではMobageを統括する守安氏が代表を務める体制として、エンジニア出身である強みも生かし、技術的見地も踏まえた経営で業績を拡大していきたいとしています。
後任には、ソーシャルメディア事業を統括してきた守安功氏が就任します。なお、南場智子氏は取締役の立場から事業を補佐していくそうです。
ディーエヌエ、南場智子社長「夫の看病で社長退任を決断」 という記事に、さらに詳しくありました。
「夫が病気になり、経過は順調ではあるが、私の生活スタイルを変えることが必要になった。私は社長業は全力投球が求められる職務と考えており、最終的に退任を決めた。社業を最優先できないのは社員にも申し訳ないと考えた」
看病と仕事を両立させていくのは、難しいですよね。経過は順調ということで良かったのですが、仕事に全力投入するのが難しいのはよく分かります。
社長になる守安取締役は「社長就任の打診があったのは1~2週間前。突然で非常に驚いた。一方で私は2006年に取締役になっており、そのころから次の社長は自分がやりたいとも思っていた」とコメントしています。
「DeNA」は「ビッダーズ」の頃から知っていますが、まさか「モバゲー」でこんなに大きな変化をするとは思いもしませんでした。
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