LG Electronicsが発売開始した、Android 3.0&デュアルコアCPUを搭載し、画面の広さを確保しつつも重すぎないサイズのタブレット「Optimus Pad」のブロガーイベントに参加しました。そのレポートをお届けします。
LGエレクトロニクス・渡辺氏によるプレゼンテーションが行われました。
「Optimus」はラテン語で“ベスト”という意味。ハニカムというAndroid 3.0を搭載したタブレット。アメリカでも先日発売されたばかりである。
特徴
・Tegra 2というNVIDIAのデュアルコアCPUを搭載
・パフォーマンスが向上している
・NVIDIAなので描画処理が強い
・デュアルコアは電力の部分で有利
・コアが二つになることで少しくらいならCPUを使わない
→シングルコアは重い処理をすると電力を消費する
→結果的にバッテリの持ちに影響する
ゲームのデモ
・細かい描画がパッド上で動くのが特徴
(LGの方は「Optimus Pad」を「パッド」と呼んでいた)
・壁の描写が細かい
・今までのスマートフォンでは難しかった
3Dカメラも特徴
・再生は赤と青のメガネを使う(セロファンで代用可)
・端末上で立体視を実現する
・HDMIケーブルを接続すれば3Dテレビに出力することも可能
・3DコンテンツはYouTubeにある(3Dと検索する)
左右にスピーカー
・全部で3つスピーカーがある
・横にした場合は左右
・縦にした場合は右側の二つ
・音にも注力している
・LGの端末だけの特徴
8.9インチのディスプレイ
・いろいろと研究して結果的に8.9インチを商品として出した
Android 3.0ハニカム
・タブレットのデバイスに最適化されたOS
・今までのスマートフォンと大きく違うのは上のエリア
→アクションバー
(パソコンでいうメニューバーのようなものと思った)
→下にあるとソフトウェアキーボードで隠れてしまう
→コピー&ペーストといった作業もしやすくなっている
・アクションバーはアプリごとに違う
・下部にステータスやインフォメーションを表示するエリア
・物理ボタンはソフトウェア上に移動した
・通知の表示や音楽プレーヤーのアイコンなども下の方に
・マルチタスクの表示方法も変わっている
・ワンタッチでマルチタスクを利用できる
・サムネイルを表示するのでアプリの状態が分かりやすい
ウィジェットの追加
・選択しやすいユーザインターフェースになった
・視覚的に分かりやすい
Gmailの画面も2ペインに
・PCに似たデザインで使いやすくなった
Androidマーケット
・タブレット用に画面構成が変わっている
YouTube
・視覚的にもリッチになった
・HDMIで出力時はYouTubeの再生画面だけが表示される
→YouTubeに限らず動画は
ウェブブラウザ
・タブは最大で16個
・数が多いのはデュアルコアの恩恵
・Flash 10.2にも対応(ハニカム用に拡張された機能が追加)
マルチタッチ
・10本まで認識する
・ピアノやゲームの可能性が広がる
タブレット発売にあわせてLGワールドというサイト開設
・アプリ
・動画コンテンツ
→K-POPや韓流ドラマを配信中
・電子書籍のBookLive!Reader
・ハードで充電できるスタンドを準備中
・Bluetoothのヘッドセットを準備中
・「Optimus Pad」購入でヘッドセットを無料プレゼント中
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最後に質疑応答が行われました。
– お客さんのターゲット層は?
まずはアーリーアダプタが第一。ただタブレットの使い方は人それぞれ。それを何に使えると考えるのはユーザ毎に違う。額縁に見える人、本を読みたいと思う人。今後のアプリ、サービスの進化が大事だと思っている。そのためにはまず、興味を持ってくれる人に良さを知ってもらいたい。
– SDカードスロットが非搭載なのは?
OS側がきちんとサポートできていない。USBで繋いで使えるのはキーボードだけ。使えない状況なので、入れるのは難しかった。状況は変わってくるとは思うが。きちんとした製品として出さないと不満に思われてしまう可能性がある。
– USBで充電できない?
そうです。
– 標準だとバッテリはどのくらい持つ?
カタログスペックだとFOMAで待ち受け900時間。自分でバンバン使っても1日は余裕で持つ。普通に使うなら2日くらいは持つのではないか。もちろん、ゲームをずっとやっていると厳しいが。それでもお昼から夕方くらいまではゲームができた。大容量バッテリとデュアルコアがきいていると思う。
– スクリーンキャプチャはSDKが必要?
そうです。
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LGエレクトロニクスの方も強調されていたのですが、ポイントとしては、
・広い画面
・強力なCPU
ということになるようです。確かにゲームがバリバリ動いていたり、それをHDMI出力している様子を見ると、それらの恩恵も大きいのかな、と思いました。
縦位置でも横位置でもスピーカーが二つ使えるとか、かなりハードウェアへのこだわりが強い端末だと感じました。
また、こうしたタブレット端末のユーザとして電子書籍を読みたい人がいるのでは、と思ったのですが、なんと横表示状態で文庫本を2ページ表示させて読むことができるのだとか。
スマートフォンという括りではありますが、タブレットなので通話はできなさそう‥‥と思いきや、なんと「Google Talkでビデオチャットが可能」という技が!
その場でデモして頂いたのですが‥‥
なるほどですね‥‥こんな使い方もできるのですね‥‥。もちろん、音声通話のみでもOKなのです。
最後に!
テザリング可能です!
ということで、Android 3.0なタブレット端末に興味のある方は「Optimus Pad」でご確認ください。