Google「DFPスタンダード」とは?(セミナーレポート)

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Googleで開催された、広告配信を最適化するシステム「DFPスタンダード」セミナーに参加してきました。そのレポートをお届けします。

もともと「DFPスタンダード」セミナーに参加したのは、えがちゃんがバナー広告を最適化したらクリック率が2倍になったという記事を書いたのがきっかけで、広告配信の最適化に興味を持ったからです。

Googleからのセミナー案内のメールを見て「DFPを使えば技術的な知識がなくとも広告配信の最適化ができるかも」と考え、参加申込をしました。

「DFP」とは「DoubleClick for Publishers」の略称で、2010年5月にスタートした純広告を始めとした広告配信のためのプラットフォームです。

その名の通り、GoogleがDoubleClickを買収してリリースされたプロダクトです。Google AdSenseと連携し、次のような特徴を持っています。

1)オンラインで広告管理ができる広告サーバ

2)下記のような場合に有効なツールとなる
・広告営業チームを抱えている
・広告ネットワークを複数利用している(アフィリエイトなど)
・純広告の空き枠を有効活用したい

3)広告表示回数(imp)9,000万以下/月:無料
 ・9,000万以上は有料で提供予定
 ・1ページに3つあると3impとなる

直販の広告管理ができる他、アフィリエイトプログラムを含めたアドネットワークの広告管理が可能です。バナー広告、リッチメディア広告、フラッシュ広告に対応します。

「DFPスタンダード」では複数の広告を配信し、最も予想収益の高い広告を表示します。OS、ブラウザ、地域、曜日、時間などでのターゲティングも可能です。

ISPのプロモーションでは、IPで選別することで既存のユーザとそうでないユーザで違う広告を表示した、といった事例も紹介されました。

大手サイトであれば、純広告が入っていない場合にアフィリエイト広告や自社広告を表示するといったことも可能になりますし、表示回数や期間を設定して広告表示することも可能になります。

広告営業の担当がいれば、空き枠に対して自由に広告を設定することができるようになります。ブログであれば、広告代理店に枠を提供しておき、販売から設定までを任せるということも可能かもしれません。

個人的に試してみたかったのは、複数の商品を表示しパフォーマンスを最適化する、というものだったのですが、こちらも可能だということが分かりました。別記事でご紹介します。

以下、使い方の手順です。自分メモとして残しておきます。

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最初に広告ユニットを作成する

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新しい広告ユニット

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プレースメントを作成する

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広告ユニットとプレースメントを紐づける

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「追加」する

広告主に空き枠として通知するかどうかの設定

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広告の定義が完了した状態

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オーダーを作成する

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会社名を入力する

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新しい広告申込情報を入力する

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「ターゲット設定を追加」で表示する場所を指定する

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地域を指定することが可能

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クリエイティブを設定する

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効果測定のためにマクロを挿入する

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タグを発行すると「準備完了」から配信に

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headと本文部分にタグを設定する