北米で集団発生の強毒カビ 感染患者、国内で初確認という記事より。
北米で集団発生が問題となり健康な人でも死亡することがある強毒カビに、東京都内の40代男性が感染していたことが分かった。「クリプトコッカス・ガッティ」という真菌で国内初の感染例だ。男性に北米への渡航歴はなく、国立感染症研究所は他に患者がいないか実態把握に乗り出す。
1999年にカナダ・バンクーバーで集団感染が発生し、その後、北米に広がった強毒カビ「クリプトコッカス・ガッティ」が、国内でも感染が確認されたということです。
米疾病対策センター(CDC)によると、7月までに米西海岸側で60人の患者報告があり、経過を確認できた45人のうち2割の9人が亡くなった。免疫力の落ちた患者だけでなく、健康な人も含まれていたという。
数は多くはありませんが、健康でも亡くなる場合があるようです。
感染経路ですが、感染者から体外にカビが出ることはなく、人から人への感染はないそうです。「植物に付着し何かの拍子で舞い上がったカビを吸い込んで感染」します。
「既に国内の植物にカビが定着している可能性もある」ということで「1年以内に北米に行った経験があれば診断時に医師に伝えてほしい」と。