新聞広告でアノ会社が社長公募 年収3500万円以上という記事より。
東証1部上場の自動車部品メーカー「ユーシン」(東京都港区)が、次期社長を新聞広告で一般公募することが14日、分かった。条件は「30~40代で英語が堪能な人」という。東証1部上場の企業が新聞広告で自社のトップを募集するのは極めて珍しい。
東証1部上場で自動車部品メーカー「ユーシン」が、新聞広告で次期社長を募集することが明らかになりました。条件は「30~40代で英語が堪能な人」というものです。果たして新聞広告で社長を募集する理由とは?
今回広告を出して一般公募することになったのは、事業のグローバル展開を考えると英語が不可欠だが、英語が堪能な幹部が社内にいないためという。
なんと!
グローバル展開をするにあたり英語が堪能な幹部が社内にいなかったから、というのが、社長募集の理由とは!
そのまんまですね。
選考は約1カ月かけて行い、10月から次期社長候補として採用。2011年2月に取締役に就任し、11年11月期中に社長に昇格するというスケジュールになっている。
「今後、全世界の自動車メーカーとの商談が必要。世界中を駆け回れる若くて体力があり、英語で直接交渉できる経営能力を持った人材が必要です」と「ユーシン」ではコメントしています。なんだか超やりがいはありそうです。
年収は3,500万円以上を提示するそうです。
サイトを見ると社員は3,000人以上いるので英語の話せる幹部もいそうなものですが、しかしそれでも適任者がいないということなのですね。
ヘッドハンティングの会社を使えばいいのでは、とも思ったのですが、社長は次のように話しています。
「すでに、ヘッドハンティング会社を10社ほど使って探しました。ただそうした会社が紹介してくれる人材は、すでに勤め先の会社をやめる決心をしている人や、年齢がある程度いった人が対象になります」
「会社を辞めるつもりにはなっていなかったが、社長募集広告を見て、社長になることを考えてくれる優秀な30~40代の人たちに来てもらいたい」のだそうです。
「会社を辞めるつもりはなかった」というのがポイントなのですね。
創業家出身の社長ということですが「うちは娘だけだし、親族に継がせようと思ったことはない」そうです。
大きな会社なのですが‥‥
「私は社長をしながら営業と海外業務を担当してきたため、社内を十分には見てこれなかった。そのため、後継社長を育てられなかったことは反省している。社員も社長に応募できるが、英語能力などの関係で応募する社員はいないのではないか」
ということで、本当に社長次第という感じですね。
さて、我こそはという人はどのくらい集まるでしょうか?