ナビスコ杯 浦和レッズ v.s. モンテディオ山形[2010]

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駒場スタジアムが改修に入るため、今シーズンは“聖地”での試合はこれが最初で最後だという‥‥そういう試合であったにも関わらず、0-2で惨敗。

ヤマザキナビスコカップvsモンテディオ山形

試合結果
浦和レッズ0-2(前半0-1)モンテディオ山形
得点者:38・63分田代(山形)
入場者数:13,371人

いずれの失点も田代のヘディングという、分かっちゃいるけど断ち切れない失点パターンでしょうか。

サイドからの攻撃はよく見られましたが、クロスの精度が低い。ボランチには阿部勇樹に代わって鈴木啓太が入りましたが、センターからの推進力がない。終盤には高崎を入れるも、なぜか後ろの方でボールをこねくり回す。

ロビーも柏木も身体が重そうでしたし、ゴールを狙えずにパス回しに終始するという、非常に悪いところだらけの試合になってしまったように思いました。

試合終了後、サポーターからは選手たちにブーイングが浴びせかけられました。しかし、東のクルヴァを後にした選手たちに「PRIDE OF URAWA」が響きます。

J2降格が決まったのは駒場でした。J1昇格が決まったのも駒場でした。駒場での試合数も少ないので、まさに“聖地”となってしまっているのかもしれません。

サポーターが駒場にかける思いは並々ならぬものがありますが、果たして選手たちとその思いを共有することができるのか、ふと考えた夜でした。

“聖地”とは、遠くにありて想うもの。

いや、違うな。駒場のスタンドから試合を観ていた子供たちが今、ピッチに立とうとしているのだから。

選手たちがピッチで同じイメージを描くことだけがチームを強くするのではなく、サポーター、クラブとも同じ想いを共有しないと、勝ち進むことはできないですね。

そういう意味では、ピッチの外で不協和音を鳴らしている場合ではないのかもしれないです。

「まだまだ!」です。

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