キリマンジャロの氷8割減という記事より。
アフリカの最高峰キリマンジャロ(5895メートル)の山頂を覆う氷河の85%が2007年までの95年間に失われたことが、米オハイオ州立大の研究チームの調査で分かった。
5,895mのアフリカの最高峰キリマンジャロで、ここ95年間で山頂を覆う氷河の85%が消失していたことが明らかになったそうです。
研究チームは、1912年以降のキリマンジャロ山頂付近にある氷河の変化を、航空写真や掘削した氷などを基に分析。
特に2000年以降の氷河縮小が顕著なのだそうです。7年間で26%も縮小したのだとか。
「今の状況が続けば、10~20年の間にキリマンジャロの氷河はなくなるだろう」と研究チームでは指摘しています。
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氷河の縮小は降雪の減少が主な原因との説もあるが、研究チームは「過去に約300年続いた干ばつの時でさえ氷河はなくなっていない。降雪の減少だけで現在観測されている氷河の縮小を説明するのは難しい」としている。
特に00年以降は急速で、7年間で26%縮小したという。また、同期間に山頂北側の氷は1・9メートル、南側は5・1メートル薄くなっていた。
アフリカの最高峰キリマンジャロ(5895メートル)の山頂を覆う氷河の85%が2007年までの95年間に失われたことが、米オハイオ州立大の研究チームの調査で分かった。2日、米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。