フィンケ監督来季続投へ…主力大量流出も?という記事より。
浦和の橋本光夫社長(60)が30日、フォルカー・フィンケ監督(61)を来季続投させる方針を固めたことを明かした。成績不振を受けて進退問題が浮上していたが、当初の基本路線通りに続投要請を行うことを決断。11月初旬から細部の契約交渉に入る見通しとなった。
フィンケ監督の来シーズンの続投がほぼ決まったようです。個人的には、これで良かったのではないかと思います。コンセプトは継続しつつ、来シーズンに向けてどんな補強ができるか、でしょう。そのあたり、フロントには頑張って欲しいところです。
で、こうなるとこんな話も出てきます。
育成重視で結果を度外視する指揮官の方針に対して主力の多くが不満を示しており、現時点で来季契約を更新した選手は山田暢しかいない。クラブ幹部が「大変なオフになる」と危機感を募らせるように、闘莉王、阿部、坪井、平川ら今季限りで契約満了の選手が大量に流出する可能性もある。
仮にフィンケ監督の下でプレイできないというのであれば、それは仕方のないことだと思います。選手の意向で監督が変わるなんてことは、あってはいけないと思います。
このことで「これでバラバラになってしまったチームは戻らないかもしれない。本当に寂しい」などという主力選手がいたということですが、もう仲良しクラブではいられないのですよ。
橋本社長が行った選手へのリアリングでは「監督交代の必要性を直訴」する選手もいたということです。「強化部が社長に求心力の低下した監督更迭を申し出ていた」こともあったとか。
なんでそんなにバラバラなのか。しかし、ここはブレずにいて欲しいです。確かに「行く(解任)も地獄。戻る(続投)も地獄」かもしれませんけどね。でも、どこかで変わらないと。
フィンケ監督続投で「モチベーションが下がった」という選手が本当にいるのだとすれば、それはもうクラブを変わるしかないでしょう。
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浦和のフィンケ監督の来季続投を決断した橋本社長が31日、さっそくチーム改革に着手した。JR浦和駅前のイベントに参加後、「きょう、監督と来季の戦力補強について話した。まだ、契約の話はしていない」と明かした。
だが、そう簡単にことは運ばない。いまやフィンケ監督と選手の確執は深刻。育成重視のスタイルにDF闘莉王は「レッズは常に優勝しないといけない」と反発。1カ月前には、上積みはないと判断した強化部が「監督を解任してほしい」と社長に直談判もしている。
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