試合開始早々に先制され思い切りゲームプランが狂ったものの、早い時間帯に追い付けたのは非常に良かったと思います。
が、鈴木啓太がペナルティエリアでボールを奪われて失点するという、悪い形での失点が響き、追い付くことはできませんでした。
2連勝した時の良さは、影を潜めてしまっていたような気がしますね、残念ながら。
田中達也と山田直輝が途中出場すれば流れが変わるかと思ったのですが、二人ともうまくゲームに入れなかった印象です。
すぐに次のゲームがやってくるので、気持ちを切り替えていくしかないですね。前半は良かったと思いますし。
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試合結果
浦和レッズ1-2(前半1-2)横浜F・マリノス
得点者:3分中澤(横浜)、15分エジミウソン、44分渡邉(横浜)
入場者数:45,023人
しかし事実なのは1-2になった後、私たちの選手が長い間、どうしてもあのような形で失点してしまったこともあって、頭を下げてしまい、そして頭の中で少しメンタル的な問題を抱えながら、プレーを続けたことではないでしょうか。実際にその後は建設的な形で試合を進めることができなかったわけです。そして、これは実際に外からも感じることができたわけですが、我々の選手たちがカウンターを恐れてなかなか前でプレーすることができなかったということもあったと思っています。
完全な自滅で浦和の連勝は2で止まった。前半3分に左CKから失点。前半15分にエジミウソンのリーグ10試合ぶりのゴールで一度は同点に追いついたが、前半終了間際に自陣深くで鈴木がボールを奪われるミスから決勝弾を許した。
浦和は、リーグ戦3連敗中だった横浜に敗れて連勝が2で止まった。1-2の後半30分すぎにはDF闘莉王をボランチに上げ、前線に田中達、原口、高原、エジミウソンのFW4人を配備する超攻撃的布陣で攻めたが、ゴールを奪えなかった。「チャンスはあったけど、崩せなかった」と田中達。ACL出場ラインとなる暫定3位のG大阪と勝ち点6差と、厳しい状況に追い込まれた。
浦和が微妙な判定に泣いた。同点で迎えた前半44分、自陣ペナルティーエリア内でMF鈴木啓太が相手選手とボールを奪い合った際に、バランスを崩して転倒。ジャージーを引っ張られたようにも見えたが、岡田正義主審の笛は鳴らず、横浜FW渡辺千真に決勝ゴールを奪われた。鈴木は「後ろから来た相手が見えなかったし、自分のミスだと思います。(得点の)チャンスはあったし、そこでゴールを奪えなかったのが残念でした」と悔しがった。
浦和は痛恨の判断ミスで敗れ、9位に転落した。前半ロスタイム、自陣エリア内で相手スルーパスをカバーしたMF鈴木は、クリアを選択せずにいると、背後から迫ったMF長谷川に奪われ、決勝点を失った。「(後ろから来ているという)周りの声に気づけなかった」と肩を落とした。フィンケ監督も「落胆している。2失点目のショックが大きく、選手は長い間頭を下げてしまった」と立ち尽くした。
J1第27節最終日(27日、浦和1-2横浜M、埼玉スタジアム)連勝が止まった浦和のフィンケ監督は、前半ロスタイムの2失点目を悔やんだ。「選手が苦情を言いたくなるのも分かるが、いい姿勢とはいえない」。MF鈴木が自陣ペナルティーエリア内でボールを奪われ、決勝弾を献上。ユニホームを引っ張られたと審判に抗議したが、後の祭りだった。逆転優勝の望みは薄く、J2降格の切迫感もない。残り7試合は中ぶらりんだ。
横浜Mには昨季からリーグ戦4戦全敗。前半終了間際の失点直前、味方ゴール付近で相手からボールを奪い切れなかった鈴木は「後ろから(相手が)来ているという周りの声が聞こえなかった。自分のミスだと思う」と硬い表情。坪井も「ミスもあったが、それをカバーすることもできなかった」と視線を落とした。