インド探査機が月で水発見という記事より。
月の表面は従来考えられていたように乾燥しておらず、水分が広く存在している証拠を観測したと、インドの無人月探査機「チャンドラヤーン1号」など3つの探査機の研究チームが24日の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。
月に水分があるという証拠が、インドのインドの無人月探査機「チャンドラヤーン1号」などの研究チームによって発表されました。
観測したのはチャンドラヤーンのほか、米航空宇宙局(NASA)などの探査機カッシーニと同ディープ・インパクト。
「ディープ・インパクト」なんていう探査機があるのですか。
ということで、水や水素原子と酸素原子が1個ずつ結合した分子の「水酸基」の波長が捉えられたそうです。
米チームによると、水や水酸基は地表か、地表から数センチの深さにある岩石やほこりにくっついた形で存在。太陽から太陽風として飛来する水素イオンが、土壌の鉱物に含まれている酸素とぶつかり水ができたとみられ、水は現在も表面で形成され続けているのではないかとみている。
太陽からやってきた水素イオンからできているというのも、なんだか壮大な話ですが、実際に水が存在していることになれば、月面探査で飲料水を作ることができるのでしょうね。
ただし「水を1杯飲むには野球場のダイヤモンドと同じ広さの土壌を集める必要がある」ということで、かなり貴重な水になりそうですが。