連敗から抜け出すために監督交代という荒療治をした大分トリニータと、九州石油ドームとは相性の悪い浦和レッズとの一戦でしたが、結果は0-1で敗戦。
連敗中に監督交代したチームとは非常にやりにくい訳ですが、その穴にすっぽりとハマってしまいました。浦和レッズとの対戦から始まった大分トリニータの連敗は、浦和レッズで止まりました。
それにしても条件は同じとはいえ、ひどいピッチでしたね‥‥。
試合結果
大分トリニータ1-0(前半0-0)浦和レッズ
得点者:82分深谷(大分)
入場者数:24,833人
もちろんここで、さまざまなことについてお話しすることはできます。芝生の状況が非常によくなくて、それによってコンビネーションサッカーをすることができなかったとか、もしくは、1週間という非常に短い期間で3試合を行わなければいけなかったとか、さまざまなことを言うことができますけれども、そんなことを言いはじめてしまうと、私はいい監督ではないと思います。やはり自分たちのことを考えなくてはいけませんし、今日はこの大分という特別な対戦相手ということも考えなければいけないと思います。
浦和GK山岸範宏が、今季リーグ戦初先発で好セーブを連発した。フォルカー・フィンケ監督の判断で、コンディション不良の日本代表GK都築龍太に代わってスタメン出場。前半4分に大分MF鈴木慎吾の直接FKを横っ跳びで防ぐと、その後も鋭い出足や好判断で、相手に決定的な仕事をさせなかった。
最悪の事態が起きた。前半途中、まるで砂場のような状態のピッチに足を取られた闘莉王が左足付け根を負傷、後半7分に途中交代した。「痛い。きょうは勘弁して」と闘莉王。近日中にも緊急検査を行うことが決定。失点は、闘莉王不在のDF陣が「高さ」に屈しており、痛すぎる負傷となった。
浦和は最下位の大分に痛い取りこぼしとなった。フィンケ監督は「ピッチが悪い状態だった。勝ち点0で帰るのはつらい」と肩を落とした。
「ビーチサッカーじゃないんだから。グラウンドが悪すぎてサッカーができない」
シュート0本のFW高原は憤った。
FW高原は「ビーチサッカーのような状態」とあきれた様子だった。後半7分には闘莉王が負傷退場するなど、攻め込みながらもリズムに乗り切れず、セットプレーから失点。2004年9月を最後に勝ちがない敵地の大分戦で、またもや苦杯をなめた。
4月29日の清水戦で公式戦600試合出場を達成したクラブ最古参。94年入団時の横山監督から計13人の監督の下でプレーし、どの監督にも寵愛(ちょうあい)された。「彼のような存在がいて、とても助かる」。フィンケ監督も賛辞を惜しまない。プロ入り後は、GK以外のすべてのポジションを経験。どの位置でも“勘所”をつかみ、数々のタイトルを手中に収めた。