ポケモンパカパカ事件きっかけに…アニメ制作のウラという記事より。
「テレビ東京はいま、映像の安全性を第一に考えています。まずは装置で検知し、それから内外の関係者5人がチェックします。このチェック態勢のきっかけになったのは1997年の『ポケモンパカパカ事件』。実は、あのお詫びの文章を書いたのは私なんです」
テレビで放送されている約100本のアニメのうち、テレビ東京は43本を放送しているそうですが、そのテレビ東京のアニメを担当している10人のプロデューサーのうちの1人である東不可止氏の講演です。
「ポケモンパカパカ事件」という呼び方は初めて知ったのですが、演出で画面がピカピカして子供が光過敏性発作を起こしたというもので、当時は大きく報道されました。
当時、営業担当だった東不可止氏が謝罪文を書き、それもきっかけとなってアニメのプロデューサーになったのだそうです。
東不可止氏が担当している「NARUTO」など、劇場版のアニメが制作されることも多いですが、そこでの“ルール”が紹介されていました。
テレビで放送中のアニメの映画版には決まりがあります。テレビのストーリーに影響を及ぼさないように、登場人物は映画の中で成長をしてはいけない、新しい技を覚えてもいけない。そのため、登場人物はたいていゲスト出演する誰かを助ける役を演じます。
なるほどねぇ。映画の中で覚えた技が、唐突にテレビ版で出てきてもおかしいですもんね。話の整合性が取れるように、そんなことに気をつけていたのですねぇ。
さらに担当している「銀魂」では、原作の放送禁止用語がアニメでは「ピー音」で対処しているというエピソードも。「抗議殺到で放送終了も近い」といった楽屋落ちのセリフも出てくるそうで、大人は楽しそうですね。
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