羽賀研二、渡辺二郎両被告に無罪判決という記事より。
大阪地裁は28日、3億7000万円の詐欺と恐喝未遂罪に問われたタレント羽賀研二(本名・当真美喜男)被告(47)と、恐喝未遂の共犯とされた元プロボクシング世界王者渡辺二郎被告(53)に無罪の判決を言い渡した。求刑はそれぞれ懲役8年と4年だった。
「被害者とされた男性が、未公開株の元の価格を事前に承知した上で高値で買い取ったかどうかが争点」だったということなのですが、結果的に「被害者の証言に全幅の信頼を置くには合理的な疑いが残る」ということで、羽賀研二、渡辺二郎両被告は無罪となっています。
2008年5月に結審したものの、7月に羽賀研二被告が申請した証人尋問が認められ、知人が「被害者は株の元の価格を知っていた」と証言したということです。
恐喝未遂についても「前提となる詐欺が認められず、共謀もなかった」となっています。
無罪にはなったものの、羽賀研二についたダーティーなイメージは簡単には消えそうにありません。
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既に所属事務所も解雇されているのですよね。どのような形で、再起を図るのでしょうか。
「無罪」の羽賀研二、涙が止まらない…によると、
閉廷後、満面の笑みで弁護人と握手。柵越しに妻とみられる女性ら知人と抱き合った。また泣きじゃくった。
ということです。信じて待っていた奥さんには朗報です。
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弁護人から涙の理由を聞かれると、「悔しいから。すべてよかれと思ってやったことなのに」と潔白を主張した。勾留(こうりゆう)期間中の警察の取り調べについても「テーブルやいすをぶつけられ、『ブタ』と言われ、頭をはたかれた」と悔しそうに話した。
一方、逮捕した大阪府警。捜査幹部は午前10時すぎに判決を知らされた。一瞬宙に目をやると、表情を変えずに「公判は検察の話。控訴するんじゃないかな。まあ仕方ないな」。別の幹部は「うちがとやかく言うことはできん」とだけ答えた。
羽賀研二の話 無罪を確信し、信じていた。厳正に審議していただいた裁判官の方々に心から深く感謝している。捜査当局の方々には今回の事柄をよく考えていただきたい。被害者に対しては、お世話になった方なので、今はただ残念で仕方がない。今後はご理解いただけることから頑張っていきたいと思う。
判決理由で中川博之裁判長は羽賀被告側の主張を認め、「被害者の証言に全幅の信頼を置くには合理的な疑いが残る」と指摘。恐喝未遂については「前提となる詐欺が認められず、共謀もなかった」とした。
検察側は、羽賀が知人男性に対し、未公開株は上場後に何十倍にもなると購買意欲をあおった上、1株40万円で取得したことを隠し、1株120万円で入手したと誤信させて売りつけたと指摘。一方、羽賀は「被害者は取得額の3倍と知った上で株を購入していた。詐欺にあたらない」と反論した。