ついに、ACL準決勝の当日を迎えました。対戦相手がガンバ大阪ということもあり、昨年の海外クラブ相手とは、また違った感慨があります。
そして第2戦を埼玉スタジアムで迎えられるというのは、浦和レッズにとっては間違いなく有利といえます。平日開催とはいえ、チケットも約60,000枚が売れていると聞きます。
チームが勝ちきれないことで不協和音やノイズも聞こえてきますが、今日のところは一切を封印し、全力で浦和レッズを勝たせましょう。圧倒的なホームで。一人一人の拍手と声で。
We are REDS.
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3日前の練習場に指揮官を中傷する横断幕が掲げられると、選手は自主的にミーティングを開き、一致団結を確認。チームリーダーの岡野が「ガンバに勝つことが一番。次につなげられる」と言えば、主将の山田も「明らかに雰囲気が変わった」と、空気の変化を感じ取っていた。
「黄金の右足」と称されたFKキッカー阿部が、今季最大の決戦で“伝家の宝刀”を抜く。「けがが治るとは思わなかったので自分でも本当に驚いています。ようやく思い切り蹴れるので、明日は何かやってやりますよ」21日、決戦の舞台となる埼玉スタジアムで非公開練習を終えた阿部は、晴れやかな表情を浮かべた。
21日、2連覇を目指す浦和は試合会場で冒頭以外を非公開として公式練習を行った。エンゲルス監督は記者会見で「0―0は難しい。あすは思い切り勝ちに行きたい」と必勝を期した。
それだけに20日夜、自ら要望し、『闘莉王からのメッセージ』がクラブの公式ホームページ上に掲載。「今までも、そしてこれからもレッズを愛する気持ちは変わらないので、これからも仲間として力を合わせて頑張っていきましょう」とメッセージを送った。
エンゲルス監督とともに記者会見した闘莉王は「10連勝していたとしても、あした負ければ大きな問題。そういうのは気にしない」と目の前の試合に集中した。
「浦和とは何度か大きな試合で顔を合わせてきたが、そのたびに勝てなかった。(当日は)満員の埼玉スタジアム。何としても勝ちたい」。西野朗監督(53)の言葉にも熱が入る。
G大阪サポーターは約2000人が来場する予定だが、浦和サイドは試合後に最寄り駅までの専用シャトルバスを用意。両チームのサポーターの導線を完全に分離して無用な衝突を避ける構えだ。