広島、圧倒的な強さでJ1昇格!という記事より。
J2で圧倒的な強さを見せた広島が、7試合を残して早々とJ1昇格を決めた。昨季はJ1で戦った主力選手のほとんどがチームに残り、もともと能力の高い戦力を維持できたことが1年での復帰につながった。
サンフレッチェ広島が、1年でのJ1昇格を決めました。残り7節を残しての昇格決定は、史上最速だそうです。
確かに試合結果や順位表などを見ていると、ずば抜けた勝ち点にサンフレッチェ広島の圧倒的な強さが際立っていました。
昨年12月8日。京都との入れ替え戦でJ2降格が決まった試合の後、選手会長の佐藤寿は「1年で必ずJ1に戻る。それが選手の責任」と涙ながらに宣言。
J2降格が決まったものの、天皇杯では優勝。実力があることを示しました。
さらに佐藤寿人、森崎兄弟らの主力が残留したことも大きかったでしょう。やはりJ2降格した浦和レッズが1年でJ1昇格できたのは、主力が残留したからだと思います(苦しみましたが)。
さて、来年のJ1での戦いはどうなるでしょうか?
来季もペトロヴィッチ監督が続投、補強の目玉として柏レイソルのGK南雄太をリストアップといった話も出てきています。
さらに気になるのは、他のJ1昇格組とJ2降格組です。今シーズンは混戦になっているので、興味深いところです。
J1ではジェフ千葉が自動降格圏から脱出しましたね。代わりにジュビロ磐田が厳しくなってきました。
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前節2、3位の山形、湘南がともに敗れ、2チーム以上が広島の勝ち点を上回る可能性が消えた。
「ホームのファンの前で昇格を決められて幸せだ。われわれのサッカーは人とボールが動くだけでなく、人の心も動かす。この若いチームはJ2で成長し、これからもさらに強くなる」
FW佐藤寿人は「ホームで昇格を決めることができてうれしい。多くのサポーターの声援に支えられて、頑張ることができた」と感謝した。MF柏木陽介は「今年はどのチームにも負ける気はしなかった。来年はJ1で上位に食い込みたい」と闘志を燃やしていた。
降格決定後の天皇杯で準優勝を果たし、失いかけていた自信を回復。開幕から6試合負けなしでスタートダッシュに成功すると、一度も首位を明け渡すことはなかった。
イレブンのチーム愛も1年でのJ1復帰を後押しした。入れ替え戦第2戦終了後、久保允誉前社長(現会長)は真っ先に監督へ続投を要請。各選手には手紙まで送った。
開幕から1度も首位の座を譲らず、連敗は1度もなし。残り8試合を残しての決定は04年の川崎に並ぶ最速タイ記録だ。ぶっちぎりの強さでJ1への扉をこじ開けた。