映画「おくりびと」モントリオールで栄冠という記事より。
カナダで開かれていた第32回モントリオール世界映画祭で、滝田洋二郎監督(52)の「おくりびと」がグランプリを獲得した。配給する松竹に2日、連絡が入った。
納棺師が主人公の物語「おくりびと」が、モントリオール世界映画祭でグランプリに輝いたそうです。おめでとうございます!
納棺師というのは、葬儀の際に亡くなった人を納棺する仕事。映画化を前にアクションでマンガ化されていたので、ぼくはそれを読んでいました。ゆったりとした時間の流れる内容です。
映画では元チェロ奏者で納棺師に転職する主人公を本木雅弘が務め、奥さん役に広末涼子となっています。
滝田洋二郎監督は「典型的な日本人の物語ではあるが、民族も文化も宗教も違う人たちに理解していただいて、うれしく思います」とコメントしています。
モントリオール映画祭は、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ北米最大級の映画祭。
2006年には奥田瑛二監督の「長い散歩」がグランプリを獲得しています。
なお「おくりびと」の原作は「納棺夫日記」という小説だそうです。
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国内で朗報を聞いた本木は「驚きながら、喜んでいます。改めて“人の生死、そして命をつなぐこと”は、文化を超えて、世界に通ずるテーマだと実感しました」。広末も「日本だけでなく、海を越えて、この作品がたくさんの人々に愛してもらえることを、本当にうれしく思います」と喜びを爆発。
「おくりびと」は、楽団の解散で故郷に帰ってきたチェロ奏者が納棺師の仕事に再就職し、さまざまな人々とふれあいながら成長していくという作品。
▼モックン&広末グランプリ!!…北米最大級モントリオール映画祭
モントリオール映画祭は世界12大映画祭の一つ。コンペティション部門を持つ映画祭としては北米最大級の規模と権威を誇る。今回、コンペ部門は各国の32作品によって争われていた。