ソフトバンクが「iPhone」発売について、Appleとの契約締結を発表しましたが、関連する記事が多数、出てきましたのでまとめておきます。
まずは「こんな舞台裏だった」編。
各国で最大手から発売されたため、ドコモ優位との見方もあった。通信料収入の一部をアップルに納める仕組みがあり、「ドコモが難色を示し、ソフトバンクが折り合った」との見方がある。さらに、アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)とソフトバンクの孫正義社長の個人的な交流も有利に働いた模様だ。
近いうちにNTTドコモが同様の発表をする可能性は極めて低い。関係者によると、米アップルは日本でのiPhone販売について、6月2日の週であれば携帯電話会社の好きなタイミングでの事実のみの公表を許可したという。
ただ、ソフトバンクだけに持っていかれることは、何としても避けたがっている印象を受けたので、WWDC初日までの残された時間は、かなり必死に交渉するのではないだろうか。
キャリア各社のコメント編。
▼ドコモ「残念」 「iPhoneはソフトバンクから」にコメント
「iPhoneはユーザーインタフェースに魅力があり、Appleファンに訴求力のある商品。ソフトバンクモバイルから発売されるという発表があったのは残念だと思っている。当社から発売する可能性について検討する」
▼iPhone、ソフトバンクモバイルから登場–ドコモは「残念」とのコメント
KDDIはiPhoneの発売について予定はないといい、イー・モバイルも「アップルと話をしていないということはないが、現状で申し上げることはない」とした。
スポーツ新聞サイトでも話題編。
ドコモとの交渉が難航していたため、アップルは日本への投入が比較的早期に実現するソフトバンクを選んだとみられる。ただ、海外では同一国で複数の携帯会社がアイフォーンを販売する例もある。ドコモは「アップルとの交渉は継続中」としている。
アイフォーンの国内販売をめぐっては、通信速度の速い第3世代携帯で、同じ通信方式を採用するソフトバンクとNTTドコモが激しい争奪戦を繰り広げていた。
ソフトバンクは第三世代向けサービス「3G」の対応機種として販売、価格は上位機種程度に設定するとみられる。
価格などの詳細については「一切答えられない」(広報)としている。アイフォンについては、NTTドコモとソフトバンクが発売に向けアップルと協議を進めていた。
その他の速報編。
▼ソフトバンクモバイルが国内でiPhone発売、2008年中に
同社は前日の6月3日に、携帯電話の新製品発表会を行ったが、iPhoneの発売について質問を受けた孫正義社長は「ノーコメント」と回答していた。NTTドコモやKDDIは、現時点でiPhoneを発売する計画はないという。
アップルからも具体的な発表は行われていないが、ディベロッパー向けカンファレンス「WWDC」(Worldwide Developers Conference )が9日からサンフランシスコで行われる予定となっており、3G対応iPhoneについて、詳細な情報がその場で明らかにされる可能性が高いとみられる。
米国などでは2G版のiPhoneを販売中。近く3G版が登場すると噂されており、ソフトバンクモバイルからも3G版が発売されるとみられる。
日本における販売は、3G方式の仕様からNTTドコモかソフトバンクモバイルからの発売が有力視されていたが、今回ソフトバンクモバイルからの発売が正式に発表された。
ソフトバンクモバイル広報部でも「プレスリリースに書いてある以上のことは言えない」としている。なお、日本でのiPhoneの発売を巡り、ソフトバンクモバイルと契約獲得を争っていたNTTドコモは、「引き続き当社から発売する可能性について検討していく」とコメント。実現へ向けて取り組みを続ける姿勢を明らかにした。
▼速報 – 日本版『iPhone』はソフトバンクモバイルから! 年内発売予定
今年中にソフトバンクモバイルがGSM方式のネットワークを国内に構築するとは考えられないため、今回の発表は年内に3G対応のiPhoneが登場することを裏付けるものともいえる。
アップルの日本法人では、ニュースリリースで明らかにされた内容以外は「ノーコメント」としている。また、NTTドコモはこの発表に関連し「引き続きiPhoneの発売に向けて検討を続けていく」とコメントしている。
最後に予想編。
▼これがソフトバンク版iPhone仕様?米ガートナーが次世代iPhoneを予想
有機ELディスプレイの搭載とバッテリー寿命の長期化は、実現すればユーザーにとって朗報となる。高速な3G方式に対応すると、iPhoneでWebに接続する機会は多くなりそう。見やすいディスプレイで長時間利用できれば、それだけでiPhoneの価値が増す。