人工呼吸器内に60年生存…ポリオ米女性、停電で死亡という記事より。
3歳でかかったポリオ(小児まひ)のせいで身体不随となり自力呼吸できないため、「鉄の肺」と呼ばれる人工呼吸器内で60年近く生存していたテネシー州に住む米国人女性が28日、停電による呼吸器の停止のため亡くなった。
ワクチンが開発される直前にポリオに感染して全身が麻痺し、人工呼吸器で60年間を過ごしてきた女性が、突然の停電に緊急用の発電機起動が間に合わずに亡くなったそうです。
自力で呼吸ができなくなった女性は、
金属製のシリンダーから頭部だけを外部に出し、寝たきりのままだった。圧縮空気を使って肺を伸縮させる人工呼吸器内で生存してきた。
という「鉄の肺」と呼ばれる機械を使っていたのだとか。
目の動きで意思を伝えたり、大学に進学したり、童話を書くなどしていたそうですが、突然の停電で亡くなるというのは残念です。