西村主審が大分選手に暴言「死ね」という記事より。
Jリーグで前代未聞のトラブルが起きた。29日に行われたJ1リーグ戦の東京-大分戦(味スタ)で、西村雄一主審(36)が試合中、選手に「死ね」と暴言を吐いたことが明らかになった。
なんとJリーグの「スペシャルレフェリー」である西村雄一主審が、試合中に選手に向かって「死ぬ」という暴言を吐いていたことが明らかになりました。
2008年4月29日に行われたFC東京 v.s. 大分トリニータ戦で、判定に対して、
「赤嶺のひじが(深谷の体に)入ってました。今日2度目ですよ」
と異議を申し立てた大分DF上本大海に対して、
「うるさい! お前は黙ってプレーしておけ。死ね!」
と言ったのだそうです。これは周囲にいた複数の選手も耳にしていいます。
人に対して「死ね」という暴言を吐くなんて、審判技術以前の問題だと思うのですが。
さらに、
侮辱的な言葉を浴びせられた上本は試合後、審判団が引き上げる際に「日本協会に報告しますよ」と伝えると、同主審は再び「お前は黙っとけ! イエローカード(警告)を出すぞ」とどう喝した。
ということも伝えられています。よほど腹の立つことでもあったのでしょうか。
サッカーのピッチでも汚い言葉が応酬されているという話も聞いたことがありますが、それにしても審判自らが「死ね」は‥‥。
「死ね」と言われた上本は、
「ショックでした。同じことを僕らが言ったら退場でしょ。選手はカードを持っていないけど、あの審判はレッドカードです。絶対に許せない」
とコメントしています。本当にそうですね。これじゃ、選手と審判の信頼関係なんてあったものではありません。
コミッショナーに抗議したところ、
同コミッショナーは西村主審が「うるさい、お前はあっちに行ってろ」と言ったことは認めたが「死ね」の発言については明言しなかったという。
ということだったそうですが、大分側は日本サッカー協会審判委員会に文書を提出するそうです。
最近では家本政明主審のJリーグ“無期限出場停止”処分というのもありましたが、どうなっているんでしょうか、日本の審判の技術は。
このままだと選手も審判も疑心暗鬼になり、良い試合も壊れてしまいそうな気がします。とても心配です。
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過去には05年の東アジア選手権・韓国―中国戦、今月6日のJ2甲府―C大阪戦(小瀬)で退場処分を下す選手を間違えた。その影響で13日のJ1浦和―鹿島戦(埼玉)の主審を急きょ、岡田正義氏に変更されたこともある。
西村主審は04年に国内のトップ級であることを意味するスペシャルレフリーに昇格。その後も国内外でキャリアを重ねてきた。