100人の金正日――悪玉アフィリエイターが使う“裏”の手口という記事より。
この記事では、業界関係者への取材で明らかになったネットマーケティング業界の「闇」をレポートし、対策方法を解説する。第2回は「アフィリエイト業界の闇」だ。
会員登録の販促にアフィリエイトプログラムを利用したところ、ふたを開けてみれば会員リストに「金正日」の会員が100人もいた‥‥というケースが紹介されています。
これは「アフィリエイターからの提携申請の全承認を謳えば注目が集まって提携サイト数を多く確保できる」という広告代理店のアドバイスに従ったものでした。
結果的に悪質なアフィリエイターが集まり、不正で成果報酬を稼ぐということになってしまいました。
このように悪質なアフィリエイターの餌食となってしまったら、「アフィリエイトなんて不正ばかりでダメだ」ととらえてしまうかもしれない。
確かに‥‥。
この記事では、そうした悪質なアフィリエイターを排除するには提携の審査をしっかりすることが挙げられています。手間はかかりますが、長い目でみればそれが最善なのでしょうね。
さらに、アフィリエイト業界の「2:8(ニッパチ)の5乗の法則」も紹介されています。
1. 10000サイトの提携申し込みがあったとして、実際に広告をサイトに掲載してくれるのはそのうちの2割(2000サイト)。
2. 掲載された広告からクリックが発生するのがそのうちの2割(400サイト)。
3. 月に1回以上成果が上がるのがそのうちの2割(80サイト)。
4. 自己購入や不正ではないのがそのうちの2割(16サイト)。
5. 残った16サイトが、全体のアフィリエイト売り上げの8割をあげている。
なるほどですね‥‥。
この数字を見るといかに有料アフィリエイターを集めることが重要か、ということが分かります。
その施策として、
優良アフィリエイターに対しては、直接コンタクトをとって、特別にコミッションの料率を上げるなどして積極的に協力してもらえるようにするんです。
という方法も。
確かにこうした作業は手間のかかるものなのですが、優良な代理店を増やしていくと考えれば、本当に必要なことなのかもしれません。
ちなみに最近、ぼくがよく利用しているアフィリエイトプロバイダーはリンクシェアだったりします。なぜかというと、Apple Storeがあるからなんですねー。