Jリーグが中断する前の最後の試合、横浜Fマリノスのサポーターも多かったけれど、約52,000人がスタジアムに集いました。
それにしても、最近の動員数は本当に増えたように思います。もちろん首位争いに絡んでいることもあるし、アウェイサポーターが増えていることもあるでしょう。
とにかく、浦和レッズを見守る人たちが、それだけ増えたということですね。観客増はチームの運営にも直結してくる訳で、喜ばしいことです。
さて試合内容ですが「浦和レッズの最大の敵は、やはり疲労である」と書きましたが、改めてそれを実感することになりました。
闘莉王を欠きながら、ディフェンス陣は奮闘していると思います。J1でも失点は少ない方ですから。
やはり課題は得点力でしょう。
オジェック監督が決定力不足嘆くという記事には「うちはゴール前の最後のところで機能しない時期に入っている」というコメントが紹介されていますが、何度か伸二やワシントンに決定的な場面があるものの、決めきることができません。
こういうところで決めておかないと後で痛い目を見るという最近のパターンなのですが、山瀬のミドルでここしかないところに決められ、先に失点してしまうというお決まりのパターンに。
後半はいつものように疲労から失速、個人技頼りになり、チームとしての連携も減っていきます。
ネネのビューティフルゴールで同点には追いつくものの、そこまで。結果、1-1でドローとなりました。
5月の成績は1勝6分で、埼玉スタジアムではついに勝利することができませんでした。それでも2位につけているというのはすごいのですが。
「負けない」ことは素晴らしいですが、これだけドローが続くと、サポーターはもちろん、選手たちの疲労の度合いも深まっていくのではないでしょうか。
事実、永井もブログを更新する気が起こらないとこぼしています。自身が試合に出られていないということもあるのでしょうが。
いつ、この呪縛は解けるのでしょうか。
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「後ろから見て、得点できる雰囲気が感じられない」とGK都築もため息をつく惨状。司令塔ポンテの孤軍奮闘の活躍もむなしく、ホーム公式戦は4月11日の上海申花戦(1―0)以来、6試合勝ち星なし。
藤口社長は「ここまでを振り返って、監督と話す時間をとりたい」と、今季から就任したオジェック監督と今後の戦い方などについて話し合う予定。前年覇者が、仕切り直しとなるか。