ACL 浦和レッズ vs. シドニーFC

池袋からバスを出したり、サポーター有志がチラシを配るなどした努力の甲斐もあり、平日の夜にも関わらず、45,000人のサポーターがスタジアムに足を運んだ、ACL予選最終戦のシドニーFC戦。

R0010567

勝ち点1以上、つまり引き分けでも予選突破ができた訳ですが、そこはホームスタジアムだから、勝って決めたいところ。

R0010565 R0010570

序盤、非常に良い出だしのように見えました。選手たちの足が動き、サイドからの攻撃も何度となく気持ちよくハマります。山田と相馬の調子が良い。

しかし、そう思えたのも15〜20分くらいでしょうか。

R0010572

シドニーFCにとっては完全なるアウェイ。赤く染まったスタジアムとブーイングに、開き直りに近い感覚もあったかもしれません。

もちろんフィジカルの強さもあり、徐々にシドニーFCが盛り返してきます。押し込まれる時間帯が続きます。

R0010575

JリーグとAFCを平行して戦う浦和レッズの最大の敵は、やはり疲労であると実感した試合でした。

気持ちはあっても、身体がついていかないのが、見ていて痛々しいほどに伝わってきました。

R0010579

試合の終盤には得点を狙っていったのだと思いますが、相馬に替えて長谷部を投入し、阿部がボランチから左サイドに下がり4バックに。

さらには小野から永井、最後はポンテから岡野と、オジェックには珍しく次々と手を打っていきます。

ともすればフリーキックの失点が怖いところでもありましたが、気持ちを前にもっていくために、あえて得点を狙う姿勢を貫いたのかもしれません。

結果的にはドロー、しかし無事に予選突破を果たしました。

浦和レッズの試練は、まだまだ続く。

/////

今回、いつもと違うシートから試合を見る機会に恵まれました。

普段はバックスタンドロアーの中央付近で見ているのですが、この試合ではメインロアーのやや北寄り。

クルヴァがいつもより近く、サポートの一体感があったのと、角度がつくことで試合が立体的に見えたのが新しい発見でした。この角度も素晴らしいですね。

■関連記事

ACL 浦和レッズ vs. ペルシクケディリ
浦和レッズのACL初戦をキックオフまでかけ足で見る動画