50,000人を超えるサポーターを飲み込んだ埼玉スタジアム、浦和レッズとしては今シーズン最高の出来と思われる試合を展開したものの、一瞬の隙を二度もつかれ、ホームで1年7ヶ月ぶりの敗北を喫しました。
いずれの得点もゴール前にエアポケットのようなものができてしまいました。
神話崩壊、陥落…浦和Wショックで紹介されている‥‥
失点はいずれも右サイドから。阿部は「右足でクリアすれば問題なかったのに」と1点目を悔やむ。長谷部は「ボールウオッチャーになってしまった」と2点目を振り返った。
という、阿部と長谷部のコメントが全てでしょう。
闘莉王がいないからとは思いたくないですし、ここは全員で修正していかなくてはならない部分です。
今回の試合は、ホームで負け慣れていないというのが如実に出てしまいました。何もホームで‥‥という気持ちと、いつかは負けるという気持ちと。
しかし全体としては押し込んでいる部分も多かったですし、ボールと選手が連動しているシーンも増え、ようやくオジェックのやろうとしていることが浸透しつつあるのか、とも思いました。
何より長谷部が前に後ろに顔を出し、ドリブルで突破していくのは心強く思いました。阿部もオーバーラップを仕掛けたり、果敢にチャレンジしているのが分かりました。
あとは、フィニッシュですね。ワンダーボーイは、いつ戻るのか?
■関連記事
アジア・チャンピオンズリーグも含めて今季初めて喫した敗戦。それ以上に1年7カ月ぶりにホームで味わった黒星は重かった。
ホームでのリーグ無敗記録は25でストップ。天皇杯など公式戦では34試合連続無敗だったが、偉大な金字塔は川崎の強烈な攻撃陣の前に崩れ去った。
▼588日ぶりの神話崩壊…浦和がまさかのホーム黒星で3位転落
我那覇もゴールシーンについて「GKとDFがお互い見合っていた。そこに足を伸ばした」。闘莉王の欠場は、少なからず勝敗に影響したに違いない。