ユーザージェネレーテッドコンテンツの今というエントリーより。
瞠目することは特にありませんでしたが、一応今をときめく(?)Web2.0系ベンチャートップのパネリストが集まって話した上で、「特に瞠目することは無い」というのが「学び」かと。(何かが「ない」ということを理解するのはかなり難しいことでございます。)
渡辺千賀さんがスタンフォードビジネススクールで行われた「Future of Entertainment」というカンファレンスに参加した際のメモを公開しています。
Wikia、Pandora、Metacafe、Diggなど、名だたるWeb2.0系ベンチャーの関係者が出席していたのですが、「特に瞠目することは無い」のが学びだったとのこと。
ちなみに「瞠目」とは「驚いたり感心したりして、目をみはること」です。
カンファレンスではUGCの種類、エグジット、広告などについて語られたそうですが、
購買行動の従来型モデルはもはや意味なし。(従来型モデル=Attention → Interest → Desire → Memory → Action) 口コミと、インターネット検索での商品情報収集時に、効果的に食い込むのが大事。その意味でUGCへの関心は高い
というところが気になりました。探せる/探せないというのは大切。とはいえ、クチコミの起点となるのがブログやSNSなどによるアテンションだったりする場合もありますね。
日本でもクチコミに関する動きはいろいろ出てきていますが、アメリカの「出稿側企業の50%位がまだUGCは怖い」と同様に、日本でもなかなか一歩が踏み出せない、広告代理店も模索中というのを感じます。
あとは、
UGCのアグリゲーションサイト事業では、自社内に広告営業の直販部隊を持つことが大事。Pandoraでは、広告は全て直販のみ。これにより、広告価格をコントロール可能。
これも大事ですね。UGCの場合、コンテンツのニッチなところとか優位性がなかなか理解されない場合があるのではないかと思うのです。その場合に、きちんと自分たちの言葉で語ることができる営業部隊がいるというのは大切なことなのではないかと。