ブログを書くことの責任

小規模事業者へのブログの影響力というエントリーより。

値段や味についての感じ方は人それぞれなので、もちろんブログを書いた方を責めているわけではありません。が、大企業ならともかく、ちまたの一個人経営的レストランにとっては、そういう評がGoogleの検索結果で一番上に来ちゃうのは、致命的打撃なのも確かでしょう。

磯崎氏がランチをして「自然食な感じで結構おいしかったなあ」と思って帰宅して店名でググってみると、3番目に匿名の食べ歩きブログが出てきたそうです。

そこで書かれていたのが「そんなにおいしくない。値段ばかり高くて中途半端でアタマに来る。(大意。)」というような言葉だったそうです。

美味しいと思っていた磯崎氏自身が「もう一回行く気はかなり減退いたします」と感じたように、これが行く前だったらかなり影響も大きそうです。

最初に詳細にコメントを書いた人やGoogleのpage rankの高い人の意見が、ネット上で、いつまでも表示され続けることになる可能性は高い。

このエントリーを読んで、個人が楽しみで書いているブログではありますが、世間一般に公開されることを頭の片隅に置いておかないと、と改めて肝に銘じました。

実際、ネタフルでも漫々亭とかやきとり宮川とか炭火職人とか有鳥天といった店名で上位に表示されていることが多いのですよね(美味しくて好きで書いているお店だから内容的にはポジティブなんですけど)。

これを受けてダニーが行列のできないお店の助け方というエントリーを書いていました。

今やこうした街角の小さなお店でも、Webページ、それも出来れば双方向のやりとりが可能なblogのようなページを持つのは必須ともいえるでしょう。少なくとも、検索エンジンは公式ページは上に表示してくれますし、店の方から積極的に「感想はTBないしcommentで」とやれば、ネガティブな意見だけではなくポジティブな意見も拾いやすい。そしてそういった意見を店の運営に反映させて、今何をやっているか、どこを変えたかを積極的にページに反映させれば、「打てば響く」ということで評判は確実に上がるはずです。

同感です。「打てば響く」というのはかなり重要ですね。何かを言ってくれる人がいるのは大切なことだし、それをないがしろにしていません、というのはさらに大切なことです。

何も独自ドメインで素敵なデザインで、ということまでしなくても、最初は無料のブログサービスでも十分ですからね。

※確か過去にはウェブサイトの評価を巡って、お寿司屋さんが訴訟を起こしたというニュースもあったという記憶があります(検索したけど見つけられませんでした)。