CGMにおける購買行動への影響力はSNSよりブログが強い、日経リサーチ調査という記事より。
調査結果によると、ブログやSNSを読んで商品を購買した経験では、ブログ利用者(開設者・閲読者)の40.8%が「影響を受けた」と回答した。一方、SNSは13.9%にとどまり、両メディアの影響力に大きな差が表われた。
購買に与えた影響ということで、「影響を受けた」のが、
・ブログ 40.8%
・SNS 13.9%
と、かなり大きな差が出ていることが分かったそうです。
SNSだと日記、コミュニティがある訳ですが、友だちの日記だったり、自分が興味のあるコミュニティに参加しているだけだと、何か新しい製品に触れて購入したくなる、ということが少ないのでしょうか。
一方、ブログの場合は毎日読んでいると思いもかけない商品を教えられたりして、そこで物欲に火がつくというのはよくあることかもしれませんね。別に欲しくなかったのに! という感じ。
・SNSは積極的に商品情報を探している時にコミュニティが役立つ
・ブログは受動的に情報を受信していて衝動買いに役立つ
こんな感じで分析できるでしょうか。
影響を受けた商品ジャンルでは、ブログの場合、「書籍」27.5%が最も多く、以下は「パソコン・周辺機器」22.5%、「家電製品」21.4%、「食品」21.0%などが続く。SNSの場合「書籍」34.0%、「CD/DVD」27.1%、「食品」23.9%などが多かった。
これを見るとSNSはレビューが参考になっている感じがしますね。ブログではAmazonアソシエイトが幅を利かせているのでは、なんていう予測もできます。
ブログやSNSからの情報は、購買のどのタイミングで影響を受けたかを尋ねたところ、「商品やサービスに興味を持った」(ブログ48.7%、SNS51.6%)が最も多く、次いで「購入するきっかけとなった」(ブログ48.4%、SNS46.3%)だった。
ブログもSNSも、読んでいると何か買っちゃうよ、ということでしょうかね(ちがうちがう)。
でもこうしてブログとSNSの影響力が明らかになると、やっぱりクチコミに注目が集まるのでしょうね。