プレミアリーグでVARに代わり数十台のiPhoneによるビデオ判定システムが導入される

Iphone 14 soccer.

Jリーグでも導入されているビデオ判定システム(VAR)に代わり、プレミアリーグでは数十台のiPhoneによるビデオ判定システムが導入されるようです。

9to5Macが、iPhones used to detect offside rule breaches in Soccer matchesとして伝えていました。

The English Premier League is ditching its current system of video assist for referees in favor of a new one which uses dozens of iPhones to capture high frame-rate video from lots of different angles.

プレミアリーグのオフサイド判定にiPhoneが導入

イングランドのプレミアリーグが現在のVARを廃止し、NBAで実績のあるアメリカの企業が開発した、数十台のiPhoneを使用してさまざまな角度から高フレームレートのビデオを撮影する新しいシステムを導入するそうです。

VARはオフサイドの判定だけに使用されるものではありませんが、より迅速かつ正確に判定するため、今回のシステムが導入されるのだとか。というのも現在は精度が96%で、さらにゲームを中断する時間が長いという不満があるからです。

「Dragon」と呼ばれる新しいシステムは、ネットワークに接続された数十台のiPhone 14を使用し、さまざまな角度からキャプチャし、AIによる迅速な検出を提供されるのだとか。最終的な判定は審判が下します。

iPhoneは冷却ファンを備えた特注の防水ケースに収められ、電源に接続されているそうです。

50fpsでビデオを撮影すると、決定的な瞬間が2つのフレームの間に挟まれる可能性がありますが、iPhoneのシステムでは最大200fpsで撮影できるそうです。必要に応じてフレームレートを上げるためにAIも使用されるとのこと。

判定を待つ間のドキドキした気持ちもあれはあれで悪くないかなと思いますが、こうした判定が続くと試合の流れにも影響するので、より迅速に判定が行われるのは良いことだと思います。

iPhoneで構築しているというのが凄いですね。それだけiPhoneの性能が向上したということだと思いますが、コストが抑えられれば、様々なリーグで導入できるチャンスが広がります。いつかJリーグでも導入されたりするのでしょうか。