50歳になるかならないかの頃から、異常に寝付きがよくなりました。電気を消して布団に入り、枕元のiPhoneで深夜ラジオを聞き始めると、自分の感覚では1分くらいで寝落ちしています。まさに異常。
若い頃はなかなか寝付けなくて悶々とした夜を過ごしたものですが、加齢するとこんなに眠れるようになるものなのでしょうか? 1〜2時間おきに目が覚めるとか、夜中に目が覚めて眠れないといったことも全くありません。
強いて言えば、登校する子供にあわせて7時起きしているくらいで、特に身体を動かして疲れているわけではないのに、なぜこんなに眠れるのか。
それだって、まあ普通のライフスタイルじゃないですか。だから、気絶するように寝落ちするあまりの寝付きの良さは、何かの異常なのではないかと心配になることもあったくらいです。
そんな折、ポケモンスリープ監修者である睡眠博士の柳沢正史教授が提供する「インソムノグラフ(InSomnograf)」というサービスを体験してみませんか、とお声がけ頂きました。
「インソムノグラフ」は、自宅でできる脳波による睡眠検査です。自分の睡眠に何か異常があるのでは? と思っていたので、これは願ったり叶ったりだと飛びつき、頭に電極を取り付け、夢の世界へと旅立ってきました。その体験談をレポートします。
※「インソムノグラフ」を提供する株式会社S’UIMINによる記事広告です。
「インソムノグラフ」とは
「インソムノグラフ」は、自宅で計測可能な病院レベルの睡眠計測サービスです。睡眠時の脳波を測定してAIで解析し、医師のアドバイスや改善アドバイスを加えて利用者にレポートしてくれます。
スマートウォッチでも睡眠状態を把握することはできますが「インソムノグラフ」は脳波を測定して睡眠状態を判定するため、より正確で詳細な結果が得られます。
また、脳波を計測するというと大げさに感じますが、測定するための機器は3分ほどで装着でき、操作もシンプルです。いつもの睡眠の延長線上で測定することができます。
睡眠を詳しく正確に計測するため、世界的な睡眠研究施設である筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構とともに、研究技術を応用して「インソムノグラフ」は開発されました。
個人向けプランには以下の2つがあります。
・ベーシック 医師による評価やアドバイス
・トライアル ウェブから申し込んで睡眠計測を体験
今回はウェブから申し込みをし、対面のアドバイスも行って頂いたので、サービス内容としてはトライアル+αになると思います。
トライアルのレポートでも、簡易的な睡眠改善アドバイスは表示されますので、まずは体験してみたいという人は、トライアルからが手軽でオススメです。
トライアルの価格は11,000円です。「自分の睡眠てどうなっているんだろう?」と気になっている人に、入口の検査としてオススメです。
「インソムノグラフ」の計測方法
ウェブから申し込みをし、パッケージが届くと、中には以下のようなものが入っています。
左が指に装着して血中酸素ウェルネスを測定するためのセンサー、真ん中が脳波を測定するセンサー、右が計測器本体です。
センサー類を本体に接続して使用します。本体のボタンを押すとガイダンスが流れるので、設定は分かりやすいと思いました。
測定終了時も本体のボタンを押すと、自動で計測データが送信されます。本体内にSIMが入っており、ネットに繋がっているようです。
センサーは額に3ヶ所、左右の耳の後ろに2ヶ所、装着します。
初めてのときは、どこにどうセンサーを着けるのはちょっと戸惑いましたが、2回目からは全く問題ありませんでした。紐状になっているのでややこしく見えますが、とりあえず額と耳の後ろに着ければ良いのです。
医療用のテープになっており、簡単にセンサーが剥がれることもありません(ただし剥がすと粘着は弱くなるので注意)。本体のボタンを押すと、センサーがきちんと貼られているかどうかもチェックしてくれるので安心です。
ぼくは合計3晩に渡り睡眠を計測したのですが、1晩目に寝ている間にセンサーが剥がれなかったことや、不快に感じることがなかったため、2晩目からはセンサーの装着は余裕でした。割りとラフに着けても問題はありませんでした。
「インソムノグラフ」の計測データ
「インソムノグラフ」で計測したデータは自動で送信され、後からウェブのマイページから睡眠グラフとして確認することができます。
最も良い睡眠が得られた日だと、こんなデータになっています。一部をお見せします。
寝付きにかかった時間もしっかり計測されており、2分でした。やはり布団に横になって少しすると寝落ちしているという自分の感覚は合っていたようです。
深い睡眠が足りないことや、血中酸素ウェルネスが下がることが懸念点としてありますが、これは専門家からみるとどうなんでしょうか?
専門家に話を聞く
株式会社S’UIMINの睡眠改善アドバイザーの谷さんに、今回の計測データをもとにアドバイスをして頂きました。
・3晩とも状態は大きく変わらない
・2晩目は長い分だけスコアが良い
・血中酸素ウェルネスの低下がやや目立つ
・脳の睡眠状態はまずまず
1晩目は短め、2晩目はいつも通りの睡眠、そして3晩目は寝る直前に350mlの缶ビール2本を飲んでから寝てみました。条件を変えてみたのですが、特に影響はなかったようです。
ただし注意点としては、
・アルコールで脱力しやすくなる
・首の筋肉が弛緩しやすい
ということで、つまり気道の確保に影響があるそうです。呼吸に難があり血中酸素ウェルネスが下がると覚醒しやすくなります。体調をリカバリーしたい日は早めに飲む、どれくらいの量を何時くらいまで、というのを把握できると良いのでは、とのことでした。ぼくの場合は、缶ビール2本くらいでは全く睡眠に影響がないことが分かりました。
レム睡眠は浅い睡眠と捉えられていますが、実は血流が一番多いのがレム睡眠のときで、単純に浅い睡眠ではないというのが、最近の考え方なのだそうで
す。
そして、より良い睡眠に関しての情報も頂きました。これは多くの人の参考にもなると思います。
血中酸素ウェルネスが気になる場合は、抱きまくらによる対策で改善することがあるそうです。それは、仰向けより横向きのほうが気道が確保されやすいからです。
また、寝返りをうつ範囲に光がないようにするほうが睡眠には良いそうです。小さい光もないほうが良いそうなので、できるだけ光は排除しようと思いました。
最後に、あまりにも早い寝落ちに関しては、スムーズに深い睡眠までいっており「睡眠不足に心当たりがなければ、寝付きは良いと自慢にしていい」とのことだったので、どんどん「のび太のように寝付きが良い!」ということで自慢していきたいと思います。
いかがでしょうか、睡眠博士の柳沢正史教授が提供する「インソムノグラフ(InSomnograf)」は! 自分の睡眠に興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。スマートウォッチでの計測に加えて睡眠の質を検査しておくと、より安心だと思います!