Appleが、血中酸素センサーに関して続くメディカルテック企業Masimoとの特許紛争により、アメリカでの「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の販売を一時停止しました。
MacRumorsが、Apple Pausing Sales of Apple Watch Series 9 and Ultra 2 in U.S. Due to Patent Disputeとして伝えています。
Apple today said it will be pausing sales of the Apple Watch Series 9 and Apple Watch Ultra 2 in the U.S. later this week due to an ongoing patent dispute with medical tech company Masimo related to blood oxygen sensing.
AppleがApple Watchの販売を一時停止
「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」は、2023年12月21日よりアメリカで購入することができなくなります。その他の国、日本は影響はありません。
Apple Watchに搭載される血中酸素濃度を測定するパルスオキシメーターがMasimoの特許を侵害しているとITCに認定されたもので、Apple Watchの輸入禁止が命じられました。
バイデン大統領は12月25日までにこの命令を見直す必要がありますが、ITCによる輸入禁止措置に大統領が拒否権を発動することは稀とのこと。
Appleは早期の販売再開を目指し、様々な法的、技術的な追求をするとしています。またITCの決定に対し、提訴する予定もあるということです。
追記:Apple、Apple Watchの販売停止に対応するためソフトウェアアップデートを準備中という記事を書きました。