Twitter改め「X」のイーロン・マスク氏が、コミュニティーノートによって修正されたポストは収益分配の対象外となると「X」にポストしました。センセーショナルな内容よりも、正確さへのインセンティブを最大化するためだとしています。
コミュニティーノートによって修正されたポストは収益対象外
「X」のサブスクリプションプランに加入すると対象となるクリエイターの収益化ですが、閲覧数を稼ぐためによりセンセーショナルな内容をポストして耳目を集めるという問題へと繋がっていました。
イーロン・マスク氏が、この問題への対応として、コミュニティーノートによって修正されたポストは収益分配の対象外となるとしています。以下のポストで明かしました。
Making a slight change to creator monetization:
Any posts that are corrected by @CommunityNotes become ineligible for revenue share.
The idea is to maximize the incentive for accuracy over sensationalism.
— Elon Musk (@elonmusk) October 29, 2023
クリエイターの収益化に若干の変更を加えるとし、コミュニティーノートによって修正された投稿は収益分配の対象外となる、としています。
これは、センセーショナリズムよりも正確さへのインセンティブを最大化するためだとも。
デマやフェイクニュースが注目を集めることに繋がっており、これを防止するため、また対策を施していることを広告主へ見せるアクションとしてこうした措置が取られているのだと推測されますが「X」にとっては諸刃の剣となる可能性もあります。
コミュニティーノートの修正が入らないよう正しい情報が投稿されるのは良いことですが、収益化ができなければサブスクリプションを解除する人は増えるでしょうし、これまでより「X」のインプレッションも下がるでしょう。正常な状態に戻る‥‥とも言えますが。
TechCrunchのPosts with misinformation on X become ‘ineligible for revenue share’ says Muskによれば、2023年8月の時点でXプレミアムの登録者数は95万人弱だというデータがあるそうで、月間アクティブユーザー数の5億人から比べれば、1%にも満たないとしています。
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