グーグル、複数の新アプリケーションを一挙にお披露目という記事より。
同社は年に1度当地にある本社を報道関係者に公開しているが、この日はGoogle Desktopのバージョン4や、「Google Notebook」「Google Trends」「Google Co-op」という新アプリケーションを披露した。
「Google Trends」はネタフルでもご紹介しました。Googleで検索されたキーワードの“トレンド”をチェックできるサービスです。
他にも「Google Notebook」「Google Co-op」といったサービスがリリースされています。
「Google Notebook」は、
このソフトウェアは、ユーザーが検索結果の最後の行にある「note this(これをメモする)」というリンクをクリックすると、その検索結果がポップアップウインドウ内の仮想ノートに保存されるように設計されている。
というもの。まだ「Google Labs」でも公開されていません。
他にもウェブからテキストや写真を張り付けたり、ドラッグ&ドロップで項目を整理したりすることができるようになるそうです。もしかしてネタフルのネタ整理に便利?
「Google Notebook」のスクリーンショットは、Google Notebook Screen Shotsで見ることができます。
「Google Co-op」は、
このソーシャル検索サービスは、各分野の自称専門家によるウェブサイトのラベル(タグ)付けを可能とするもので、その情報はGoogleのメインの検索ページに含まれることになる。
というもの。All Aboutみたいなサービスにも近いのでしょうか。しかもGoogleで検索できるようになる、と。
具体的には、
たとえば専門家が疾病管理センター(CDC:Centers for Disease Control)のウェブサイトにある特定のページをGoogleに送信し、それを「マラリア」タグで分類するよう依頼する。そして、ユーザーが「マラリア」というキーワードで検索すると、検索結果を「原因と治療」や「症状」で絞り込むオプションが表示され、関連付けられたサイトが表示される。
という使い方をするそうです。Googleのことなので、この検索結果に表示されるアドワーズの収益をユーザと分け合うなんてことも考えているかもしれませんね。そうすると、ユーザとしては「Google Co-op」を更新する大きなモチベーションになります。しかもHTMLの知識を必要とせずに、Googleの検索結果として表示されるのですからね。
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Schmidt氏によれば、Googleは5年以内に(同氏が)「前々からほしいと思っていた製品を開発する」予定だという。同社はこれを「掘り出し物(serendipity)」発見機能と呼んでおり、「そもそも何を検索ワードとして入力すればよいのかを教えてくれる機能」になると、同氏は説明している。